転職後、初めての評価面談で失敗した話
転職後、初めての評価面談で失敗する人の多くは、入社したときに上司と目標をすり合わせず、「たくさん頑張れば評価される」と考えて、会社が何を期待しているのかを確かめないまま働いてしまう人です。会社が変われば、評価の基準も、期待される役割も変わります。前の会社で評価されたやり方が、そのまま通用するとは限りません。どれだけ忙しく働いても、期待とずれた方向に頑張っていれば、評価にはつながりません。この記事では、まなぶの失敗ストーリーをもとに、転職後の初めての評価面談で失敗した原因と、入社直後からやっておきたいことを解説します。
40本の資料を作ったのに、評価は「もう一歩」だった
去年の4月、まなぶは今の会社に入って初めての評価面談を迎えました。12月に入社してからの4か月、まなぶは営業部のための提案資料を40本以上作りました。夜遅くまで残ることも多く、「これだけやったのだから、きっと評価してもらえる」と自信を持っていました。自己評価のシートにも、作った資料の数と、残業して間に合わせた案件の名前をびっしり書き込みました。面談の前の晩には、上司にどんな言葉をかけてもらえるだろうと、少し楽しみにさえしていたのです。
ところが、面談の席で上司から伝えられたのは、「期待にはもう一歩」という評価でした。上司は、まなぶのシートを見ながら静かに言いました。「資料をたくさん作ってくれたのは助かっているよ。でも、僕が期待していたのは、資料の数よりも、売上の数字を見て、どんな提案なら受注につながるのかを考えてもらうことだったんだ」。まなぶは、その期待を、面談のその場で初めて聞いたのです。まなぶは、うまく言葉を返せないまま、うなずくことしかできませんでした。
思い返すと、入社して1か月ほどたった1月に、目標を書くシートを渡されていました。まなぶは、前の会社で書いていたのと同じように「資料作成の品質向上」とだけ書いて提出し、上司と内容を話し合うことはありませんでした。その後の4か月、仕事の進み具合を上司に確かめることもなく、目の前の資料作りに追われていました。頼まれた資料を早く仕上げることが、そのまま評価につながると信じていたのです。頑張っていたのは確かだけれど、頑張る方向を一度も確かめていなかった。上司もまた、まなぶが期待を分かっているものだと思っていたのでしょう。お互いに確かめる機会を作らないまま、4か月が過ぎていました。
この評価面談のあと、まなぶの中には「この会社で、自分は何を期待されているんだろう」というもやもやが残りました。その気持ちは、去年の夏の同窓会のあと、焦って10社に応募したことにもつながっていきます。そのときのことは、周りと比べて転職を考えたときに失敗しない方法で紹介しています。
転職後、初めての評価面談で失敗した5つの原因
入社したときに目標をすり合わせなかった
目標を書くシートは、ただ提出するためのものではなく、上司と「何を期待しているか」をすり合わせるためのものです。シートを書いたら、必ず上司と話し合い、「この目標で合っていますか」と確かめることが大切です。とくに中途入社では、前の会社の感覚で目標を書いてしまいがちです。新しい会社では、目標の立て方そのものから確かめましょう。話し合った内容は、メモにして上司と共有しておくと、あとで食い違いが起きにくくなります。
「量」で評価されると思っていた
たくさんの仕事をこなすことは大切ですが、会社が評価するのは、仕事の量だけとは限りません。どんな成果につながったのか、仕事のやり方をどう良くしたのかが見られていることもあります。「何をどれだけしたか」ではなく、「それによって何が変わったか」を意識して働くと、評価とのずれを防ぎやすくなります。忙しさは、必ずしも成果の大きさを表しているわけではないのです。
途中で進み具合を確かめなかった
評価面談は年に1〜2回でも、上司と話す機会はもっと作れます。月に1回でも「今の進め方で合っていますか」と確かめていれば、ずれは早いうちに直せます。評価面談の場で初めて期待を知るのでは、取り返す時間がありません。上司が忙しそうなときほど、自分から短い面談の時間をお願いしておきましょう。15分でも、話す機会があるかないかで、評価の納得感は大きく変わります。
自己評価を具体的に書けなかった
自己評価のシートに、作った資料の数や残業した時間を並べても、それがどう役に立ったのかは伝わりません。「どんな工夫をして、どんな変化が起きたか」を、数字や具体的な出来事で書くことが大切です。日ごろから、うまくいったことや、お客さまや同僚から言われたことをメモしておくと、評価面談の前に慌てずに済みます。小さなメモの積み重ねが、自分の仕事を伝える材料になります。
評価の仕組みを知らなかった
評価の時期、評価の基準、評価が給料や昇進にどう反映されるのかは、会社によって大きく違います。中途入社の場合、入社してから評価までの期間が短く、評価の扱いが特別になることもあります。入社したら早めに、評価の仕組みを上司や人事の担当者に確かめておくと、何に向けて頑張ればいいのかが分かります。前の会社の仕組みと同じだと思い込まないことが大切です。
初めての評価面談で失敗する人と、納得できる評価をもらえる人の違い
転職後の初めての評価に向けてのチェックリスト
転職後の初めての評価は、入社したその日から準備が始まっています。最初の数か月の過ごし方が、そのまま評価の土台になるからです。入社したら、次の項目を確かめてみてください。
- 評価の時期と基準、給料への反映のされ方を確かめた
- 上司が自分に何を期待しているのかを、言葉で聞いた
- 目標のシートを書いたあと、上司と話し合って確かめた
- 月に1回は、進み具合と進め方を上司とすり合わせている
- うまくいったことや、言われたことをメモする習慣をつけた
- 自己評価を「何が変わったか」で書けるように準備した
まなぶは今、3か月ごとに上司と目標を見直す時間を作ってもらっています。資料を作るときも、売上の数字を見て、「次はこうしてはどうか」という提案を一つ添えるようにしました。頑張る量を増やす前に、頑張る方向を確かめる。その積み重ねが、少しずつ企画の会議に呼ばれるきっかけにもなっています。今では、評価面談は「答え合わせ」ではなく、次の目標を決める場だと考えるようになりました。
自分の強みと期待される役割を整理するために
評価とのずれを防ぐには、自分の強みを客観的に知り、それを上司に伝えられるようにしておくことも大切です。第三者の視点を取り入れられるサービスを活用するのがおすすめです。
市場価値から本当のキャリアパスを見出すサービス【ミイダス】
第三者視点で自分の強みや適性、これまでのキャリアの棚卸しを手伝ってもらえるタイプです。自分の強みを言葉にしておくと、目標を話し合うときに「自分はここで役に立てる」と伝えやすくなります。
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これまでの経験や実績を、第三者と一緒に言語化していけるタイプです。仕事の量ではなく、成果や工夫として自分の実績を伝える練習にもなります。転職を考え始める前の段階から利用できるサービスもあります。
まなぶ
みらい
まなぶ転職後、初めての評価面談で失敗する原因は、入社したときに目標をすり合わせず、仕事の量で評価されると考えて、期待とずれた方向に頑張ってしまうことです。評価の仕組みと期待を確かめ、目標を話し合い、こまめに進み具合をすり合わせ、工夫と変化を具体的に伝える。それだけで、評価は納得できるものになります。転職後の職場になじむための考え方は、転職後の人間関係トラブルの失敗から学ぶでまとめています。
入社後のミスマッチについては、中途入社で放置されて失敗する人の特徴5選や入社直後に上司が変わって後悔する理由もあわせて読んでみてください。

