入社後のミスマッチの失敗から学ぶ
入社後のミスマッチで失敗する人の多くは、入社前に確かめるべきことを確かめず、入社してから生まれた小さなズレを、誰にも話さず一人で抱え込んでしまう人です。どんな転職でも、入社前の想像と入社後の現実には、多少のズレが生まれます。ズレそのものよりも、ズレに気づいたあとの動き方が、その後の働きやすさを大きく左右します。この記事では、まなぶ自身の入社後の振り返りから、入社後のミスマッチでつまずきやすい場面を5つに分けて、それぞれの場面で読んでほしい記事を紹介します。
誰にも聞けなかった2週間と、「もう一歩」の評価面談
まなぶが今の会社に入社したのは、2年前の12月1日でした。初日に渡されたのは、ノートPCと共有フォルダの場所だけ。上司は年末の出張続きで、ほとんど席にいませんでした。「忙しそうだから」と遠慮したまなぶは、2週間、誰にも質問できませんでした。分からない社内の用語は、夜に一人で調べてしのぎました。
年が明けて書いた目標シートには、「資料作成の品質向上」とだけ書いて提出し、上司と中身を話し合うことはありませんでした。入社から4か月で作った資料は40本以上。それなのに、去年の4月、初めての評価面談で言われたのは「期待にはもう一歩」という言葉でした。上司が期待していたのは、資料の数ではなく、売上の数字を見たうえでの提案だったのです。
振り返ると、まなぶは小さなズレに何度も気づいていたのに、誰にも話さず、一人で抱え込んでいました。そのもやもやは、去年の夏の転職活動へとつながっていきます。ズレは、入社前にも、入社直後にも、評価の場面にも、いろいろな形で現れていました。まなぶが自分の経験と、まわりの人たちの失敗を並べてみると、つまずく場面は大きく5つに分けられることが見えてきました。
入社後のミスマッチでつまずきやすい5つの場面
内定を受ける前に、条件や中身を確かめるとき
入社後のミスマッチの多くは、実は入社前から始まっています。内定が出た安心感から、条件や仕事の中身を確かめないまま承諾してしまうと、入社してから「聞いていなかった」が積み重なります。内定を受ける前が、ズレを小さくできるいちばんの機会です。まず今日できるのは、気になっている条件や仕事内容を、確かめたい質問として書き出しておくことです。条件の確かめ方は内定後の条件確認不足で失敗する人の特徴5選、年収の話し合い方はオファー面談での年収交渉に失敗した話、仕事の中身の調べ方は入社前の情報収集不足で後悔する理由で紹介しています。
入社してみて、思っていた仕事と違ったとき
任される仕事が想像と違った、希望とは別の部署に配属された。入社直後のギャップに戸惑うと、「この会社を選んだのは間違いだった」と結論を急ぎたくなります。けれど、入社直後のギャップの中には、上司に伝えるだけで調整できるものや、時間がたてば見え方が変わるものも少なくありません。まずは、どこが違ったのかを具体的に言葉にして、上司に相談することが大切です。まず今日できるのは、「思っていたこと」と「実際」を、紙の左右に分けて書き出してみることです。入社後のギャップは入社後のギャップで後悔する理由、配属のずれは入社後の配属が希望と違って後悔する理由で紹介しています。
新しい職場に、なじめないとき
誰にも質問できない、人間関係がうまくいかない、社風が合わない、誘ってくれた上司がいなくなった。新しい職場になじめないとき、多くの人は「自分の力不足だ」と一人で抱え込みます。けれど、中途入社の人がなじむまでには、本人の努力だけでなく、まわりとの関わり方の工夫が必要です。なじめない理由を一人で探すより、話せる相手を一人つくることが近道です。まず今日できるのは、職場で気軽に質問できそうな人を、一人だけ思い浮かべ、小さな質問を一つしてみることです。放置されたときは中途入社で放置されて失敗する人の特徴5選、人間関係は転職後の人間関係トラブルの失敗から学ぶ、社風は転職先の社風が合わず失敗した話、上司が変わったときは入社直後に上司が変わって後悔する理由で紹介しています。
早く成果を出そう、認められようと焦っているとき
中途入社の人は、「即戦力として期待されている」と感じるほど、何でも引き受けて一人で成果を出そうとしがちです。けれど、期待されている中身を確かめないまま頑張ると、努力の方向がずれてしまいます。資料の数を増やしても、求められていたのが提案だったら、評価にはつながりません。成果の中身を、上司と言葉で合わせておくことが大切です。まず今日できるのは、「上司が自分に期待していること」を一文で書き、次の面談で確かめる準備をすることです。即戦力としての動き方は即戦力として期待されて失敗しない方法、評価の場面は転職後、初めての評価面談で失敗した話で紹介しています。
「辞めたい」気持ちが、強くなったとき
試用期間のうちに「もう辞めたい」と感じたり、入社から数か月で次の転職を考え始めたりすることもあります。気持ちが強いときほど、勢いで決めてしまいがちです。ズレを話し合わないまま辞めると、次の会社でも同じズレを繰り返すことがあります。辞めるかどうかは、ズレを話し合ってみたあとに決めても遅くないと考えることが大切です。まず今日できるのは、「辞めたい理由」を書き出し、そのうち職場で相談できそうなものに印をつけてみることです。試用期間中の迷いは試用期間中に転職を後悔する人の特徴5選、早く辞めるかどうかの考え方は早期離職で失敗しない方法で紹介しています。
ズレを抱え込む人と、ズレを話し合える人の違い
今の自分がどの場面にいるかを確かめるチェックリスト
当てはまる項目があれば、その場面の記事から読んでみてください。どの場面でも、ズレを一人で抱え込まず、言葉にして誰かと話せるかどうかが、判断の分かれ目になります。
- 内定は出たが、条件や仕事内容で確かめていないことがある(場面1)
- 入社してから、「聞いていた話と違う」と感じることがある(場面2)
- 職場に、気軽に質問できる相手がまだいない(場面3)
- 上司が自分に何を期待しているか、言葉で説明できない(場面4)
- 「辞めたい」気持ちを、まだ誰にも相談していない(場面5)
- 気づいたズレを、一人で抱え込んでいる(すべての場面)
どの場面にも共通しているのは、ズレに気づいたときに「自分が我慢すればいい」と考えてしまうことです。小さなズレほど、口に出すのをためらいます。けれど、小さいうちに話せば、直すのも小さな手間ですみます。
まなぶは今、3か月ごとに上司と目標を見直し、作る資料には自分の提案を一つ添えるようにしています。少しずつ、企画の会議にも呼ばれるようになりました。ズレは、話した分だけ小さくなる。あの2週間に一言聞けていたら、と今でも思います。
自分に合う働き方を、確かめるために
入社後のズレを小さくするには、自分に合う働き方を知ったうえで、次の判断をすることが大切です。今の職場で続けるにしても、次を考えるにしても、自分の考えを整理する手段を持っておくと安心です。
自分の市場価値を診断【ミイダス】
簡単な質問に答えるだけで、自分の強みや合いやすい働き方を確かめられる診断型のサービスです。入社後のズレが「会社のせい」なのか「合う働き方の違い」なのかを考える手がかりになります。
ハイクラス転職なら【LHH転職エージェント】
担当者が企業と求職者の両方を担当するタイプのエージェントです。会社の中の様子や求められる役割を詳しく聞けるため、次の転職で同じズレを繰り返さないための確かめ方を相談できます。
まなぶ
みらい
まなぶ入社後のミスマッチの失敗は、根っこに「確かめるべきことを確かめず、生まれたズレを一人で抱え込む」という共通点があります。今いる場面を確かめ、その場面の記事から一つずつ読んでみてください。入社後のミスマッチの記事は、入社後のミスマッチの記事一覧にすべてまとめています。
転職全体で後悔しやすいポイントは、転職して後悔した人の特徴7選で紹介しています。

