転職サービスや転職の手段選びの失敗から学ぶ
転職サービスや転職の手段選びで失敗する人の多くは、エージェント、スカウト、診断、口コミといったサービスや手段に任せきりにして、自分で決めるべきところまで手放してしまう人です。今は、転職サイト、エージェント、スカウト、SNS、知人の紹介など、転職の手段がたくさんあります。どの手段も便利ですが、「何を大切にして、どこへ向かうか」を決めてくれるわけではありません。この記事では、まなぶ自身の転職活動の振り返りから、転職サービスや転職の手段選びでつまずきやすい場面を5つに分けて、それぞれの場面で読んでほしい記事を紹介します。
「なんでも大丈夫」と答えた面談と、返事をしなかったスカウト
2年前の夏、まなぶは初めて転職エージェントに登録しました。夜のオンライン初回面談で、担当者に希望を聞かれたまなぶは「企画の仕事なら、なんでも大丈夫です」と答えました。条件も、こだわりたいことも、あいまいなまま。翌日から届いた求人の紹介は30件近くにのぼり、どれを選べばいいのか分からなくなりました。
去年の夏には、毎日届くスカウトの中に、中堅IT企業の企画職からのスカウトがありました。気になって口コミサイトを開くと、厳しい書き込みがいくつも並んでいます。まなぶはそれだけを見て、返事をしませんでした。ところがこの春、副業の仕事で知り合ったその会社の人から、3年前に社長が代わり、働き方がずいぶん変わったと聞きました。あの口コミは、4〜5年前のものだったのです。
二つを並べると、まなぶは気づきました。エージェントにも口コミにも、自分が決めるべきところまで任せてしまっていたのです。転職サービスは道具であって、行き先を決めるのは自分です。まなぶが自分の経験と、まわりの人たちの失敗を並べてみると、つまずく場面は大きく5つに分けられることが見えてきました。
転職サービスや転職の手段選びでつまずきやすい5つの場面
転職サービスを選んで、登録するとき
「有名だから」「たくさん登録すれば安心」と、サービスを選ぶ理由がはっきりしないまま登録すると、届く求人や連絡に振り回されがちです。サービスを選ぶ前に、自分が何を手伝ってほしいのかを決めることが大切です。まず今日できるのは、「求人を探したい」「相談に乗ってほしい」「自分の強みを知りたい」のうち、今いちばん必要なものに印をつけてみることです。エージェントの選び方は転職エージェント選びで失敗する人、転職サイトの使い方は転職サイト頼みで失敗する人の特徴5選、いくつも登録するときは複数エージェント併用で失敗する人の特徴5選で紹介しています。
エージェントに頼りながら、進めるとき
エージェントは心強い味方ですが、希望をあいまいに伝えると、紹介される求人もあいまいになります。また、「非公開求人」という言葉に特別な安心感を持ち、ほかの選択肢を見なくなってしまうこともあります。エージェントには、自分の希望と、ゆずれない条件をはっきり伝えることが大切です。まず今日できるのは、初回面談で伝えたい希望を3つだけ、短い言葉で書き出しておくことです。初回面談の準備は転職エージェントとの初回面談で失敗する人の特徴5選、非公開求人との付き合い方は非公開求人だけに絞って後悔する理由で紹介しています。
スカウトや、誘いが届いたとき
スカウトやヘッドハンターからの連絡が届くと、「自分は求められている」とうれしくなり、勢いで話を進めてしまいがちです。反対に、届く数が多すぎて、大切な一通を読み流してしまうこともあります。まなぶが口コミだけで見送った一通も、読み返してみれば、自分の希望にかなり近い内容でした。スカウトは「選ばれた」ではなく「話を聞く入口」と考えることが大切です。まず今日できるのは、届いたスカウトを一通だけ選び、自分の希望と合うところ、合わないところを書き出してみることです。スカウトサービスとの付き合い方はスカウトサービス頼みの転職の失敗から学ぶ、ヘッドハンターからの誘いはヘッドハンターからの誘いで後悔する理由、企業から直接届く連絡はダイレクトリクルーティングで失敗した話で紹介しています。
人のつながりや、気軽な場から転職先を探すとき
知人の紹介、SNS、転職フェア、カジュアル面談、前の会社への出戻り。人のつながりや気軽な場から始まる転職は、相手との距離が近いぶん、確かめるべきことを省いてしまいがちです。気軽な入口でも、条件や仕事の中身は、正式な選考と同じように確かめることが大切です。まず今日できるのは、気軽に話を聞いた会社について、まだ確かめていないことを書き出してみることです。知人の紹介はリファラル転職で失敗した話、SNSはSNS転職活動で失敗しない方法、転職フェアは転職フェア・イベント参加の失敗から学ぶ、カジュアル面談はカジュアル面談だけで転職して失敗した話、元の会社に戻るときは出戻り転職で後悔する理由で紹介しています。
診断や口コミ、働き方の仕組みで判断するとき
適職診断の結果、口コミサイトの評判、紹介予定派遣のような働き方の仕組み。どれも判断の材料になりますが、その一つだけで決めると、見落としが生まれます。診断や口コミは「材料の一つ」として、ほかの情報と並べて見ることが大切です。まず今日できるのは、気になっている口コミや診断結果の「いつの情報か」「誰の意見か」を確かめてみることです。適職診断は適職診断の結果を信じすぎて失敗した話、口コミサイトは口コミサイトの評判だけで判断して後悔する理由、紹介予定派遣は紹介予定派遣で失敗しない方法で紹介しています。
サービスに任せきりの人と、サービスを使いこなす人の違い
今の自分がどの場面にいるかを確かめるチェックリスト
当てはまる項目があれば、その場面の記事から読んでみてください。どの場面でも、サービスに任せる部分と、自分で決める部分を分けられるかどうかが、判断の分かれ目になります。
- なぜそのサービスに登録したのか、説明できない(場面1)
- エージェントに、希望をあいまいにしか伝えていない(場面2)
- スカウトが届くと、内容を読む前にうれしくなる、または読み流している(場面3)
- 知人やSNS、気軽な場で聞いた話だけで、気持ちが固まりかけている(場面4)
- 口コミや診断結果の、いつの情報かを確かめていない(場面5)
- 転職先を決める理由を、自分の言葉で説明できない(すべての場面)
どの場面にも共通しているのは、便利なサービスほど、つい判断まで任せたくなるということです。サービスが教えてくれるのは選択肢や情報で、どれを選ぶかを決めるのは自分です。
まなぶは今、届いたスカウトは一通ずつ自分で読み、口コミは書かれた時期を確かめるようにしています。エージェントには、希望を3つに絞って伝えています。サービスは、使い方しだいで道具にも振り回される相手にもなる。あのとき返事をしなかった一通のことは、今でもときどき思い出します。
自分で選ぶ力を持ちながら、サービスを使うために
転職サービスは、自分の希望をはっきりさせたうえで使うと、心強い味方になります。まずは一つか二つに絞って、使い方を確かめてみてください。
転職サイト【リクナビNEXT】
求人を自分で検索して比べられるタイプの転職サイトです。気になる求人を保存しながら、自分が何を大切にしているのかを確かめるのに向いています。
転職エージェント【ワークポート】
担当者に相談しながら転職活動を進められるタイプのエージェントです。希望をはっきり伝えたうえで使うと、求人の紹介や選考の準備を手伝ってもらえます。
まなぶ
みらい
まなぶ転職サービスや転職の手段選びの失敗は、根っこに「サービスや手段に任せきりにして、自分で決めるべきところまで手放してしまう」という共通点があります。今いる場面を確かめ、その場面の記事から一つずつ読んでみてください。転職サービス・転職手法の記事は、転職サービス・転職手法の記事一覧にすべてまとめています。
転職全体で後悔しやすいポイントは、転職して後悔した人の特徴7選で紹介しています。

