業界や職種を変える転職の失敗から学ぶ
業界や職種を変える転職で失敗する人の多くは、新しい業界や職種の仕事を「外から見えるイメージ」で判断し、実際の仕事の中身や働き方、そこで求められる力を確かめないまま飛び込んでしまう人です。業界や職種を変えることは、キャリアを大きく広げるチャンスです。けれど、外から見える姿と、中で毎日やる仕事は、思っている以上に違います。この記事では、まなぶ自身の転職活動の振り返りから、業界や職種を変える転職でつまずきやすい場面を5つに分けて、それぞれの場面で読んでほしい記事を紹介します。
イメージで業界と職種を選び続けた転職活動
2年前、営業職から今のIT企業の営業企画に転職したまなぶは、当時の転職活動を振り返ると、業界と職種の選び方で何度もつまずいていました。最初は「伸びる業界に行きたい」とランキングを追いかけ、目指す業界が何度も変わりました。次に憧れのマーケティング職に15社ほど応募しましたが、どこからも内定は出ませんでした。人材紹介の会社でキャリアアドバイザーの内定をもらったときは、入社前の面談で目標の数字の大きさを知り、慌てて辞退しました。仕事の中身を知ったのは、内定のあとだったのです。
そしてIT企業に入社してからは、社内で飛び交うIT用語や、承認の手順の多さに戸惑いました。去年の夏に年収を上げたくて受けた不動産会社の面接でも、「なぜこの業界なのか」に、自分の言葉で答えられませんでした。どの場面でも、まなぶは業界や職種を「外から見えるイメージ」で選び、中で毎日やる仕事を確かめていなかったのです。業界や職種を変える転職では、選ぶ前に「中の姿」を知ることが、いちばんの準備でした。まなぶは、自分の失敗と、まわりの人たちの失敗を並べてみることにしました。すると、つまずく場面は、大きく5つに分けられることが見えてきました。
業界や職種を変える転職でつまずきやすい5つの場面
憧れやイメージで、新しい職種や業界を選ぼうとしているとき
「企画の仕事がしたい」「好きなことを仕事にしたい」「これから伸びる業界に行きたい」。きっかけとしては自然な気持ちですが、イメージだけで選ぶと、応募しても通らなかったり、入社後に「思っていた仕事と違う」と感じたりしやすくなります。その仕事で毎日何をしているのかを、働いている人の話から確かめることが大切です。まず今日できるのは、行きたい職種の「1日の仕事の流れ」を、求人票や体験談から書き出してみることです。企画やマーケティングの仕事は企画・マーケティング職への転職で後悔する理由、好きなことを仕事にするときの落とし穴はクリエイティブ職への転職で失敗した話、業界の選び方は成長業界への転職で失敗しない方法で紹介しています。
前の仕事の「当たり前」を持ったまま移るとき
長く同じ業界で働いていると、その業界の仕事の進め方や言葉づかいが、自分の「当たり前」になっています。新しい職場では、その当たり前が通じないことがあります。前の仕事で身につけた力を、新しい職場の言葉に言い換えて伝えられるかどうかが、転職後の立ち上がりを左右します。まず今日できるのは、今の仕事で「誰の、どんな困りごとを、どう解決してきたか」を3つ書き出すことです。業界の言葉を外すと、ほかの業界でも通じる力が見えてきます。公務員から民間への転職は公務員から民間転職の失敗から学ぶ、教員からの転職は教員から民間企業へ転職して失敗した話、銀行からの転職は銀行からの転職で後悔する理由で紹介しています。製造業からは製造業からの転職で後悔する理由、販売・接客の仕事からは販売・接客職からの転職で失敗する人の特徴5選もあわせて読んでみてください。
業界の中身や働き方を知らずに、飛び込もうとしているとき
年収が高い、勢いがある、成長できそう。業界の評判だけで選ぶと、働き方の厳しさや、評価のされ方の違いに驚くことになります。その業界がどうやってお金を稼ぎ、社員に何を求めているのかを、入社前に確かめることが大切です。まず今日できるのは、気になる業界の会社のホームページで、何を売って、誰からお金をもらっているのかを確かめることです。コンサル業界はコンサル業界への転職で失敗する人の特徴5選、不動産業界は不動産業界への転職で失敗する人の特徴5選、人材業界は人材業界への転職で後悔する理由で紹介しています。IT業界は、ビジネス職ならIT企業のビジネス職への転職で失敗しない方法、エンジニアならIT・エンジニア転職で失敗する人の特徴5選です。
職種の仕事内容を、思い込みで選んでいるとき
営業、事務、人事。名前はよく知られている職種でも、会社によって仕事の中身は大きく違います。「その職種なら、こういう仕事だろう」という思い込みを、求人票と面接で一つずつ確かめることが大切です。まず今日できるのは、気になる求人の「仕事内容」の欄を読み、自分が思い描いていた仕事と違う点に線を引いてみることです。営業職は営業職への転職で後悔する理由、事務職は事務職転職で失敗した話、人事職は人事職への転職で後悔する理由で紹介しています。
専門職や、資格の必要な仕事へ移るとき
医療や介護のように、専門の知識や資格が求められる仕事では、職場によって働き方や求められる役割が大きく変わります。資格や経験が同じでも、職場の種類によって仕事の中身はまったく違うと考えて、選ぶ前に確かめておきましょう。まず今日できるのは、働きたい職場の種類(病院、施設、在宅など)ごとの違いを調べ、自分に合いそうな職場を一つ選んでみることです。医療・看護職の転職は医療・看護職の転職で失敗しない方法、異業種から介護職への転職は異業種から介護職へ転職して失敗した話で紹介しています。
イメージで飛び込む人と、中の姿を確かめてから選ぶ人の違い
今の自分がどの場面にいるかを確かめるチェックリスト
当てはまる項目があれば、その場面の記事から読んでみてください。業界や職種を変える転職では、場面1と場面3の確認がとくに大切です。いちばん確かな方法は、その仕事をしている人に、直接話を聞いてみることです。
- 行きたい職種の、毎日の仕事の中身を説明できない(場面1)
- 前の仕事で身につけた力を、別の業界の言葉で言えない(場面2)
- 行きたい業界の稼ぎ方や評価のされ方を知らない(場面3)
- 職種の名前だけで、仕事内容を思い描いている(場面4)
- 資格や経験があれば、どの職場でも同じだと思っている(場面5)
- その業界や職種で働く人に、話を聞いたことがない(すべての場面)
転職して2年。まなぶは今、前の会社の営業で身につけた「お客さまの話を聞き、提案の形にする力」を、企画の会議でも生かせるようになってきました。業界や職種を変えても、これまでの経験が消えることはありません。大切なのは、新しい場所の「中の姿」を知ったうえで、自分の力をどう生かすかを考えることです。中の姿を知れば、行かないという判断も含めて、納得して選べるようになります。
業界や職種を変える転職を考えたら
業界や職種の「中の姿」を知るには、その分野にくわしい人の話を聞くのが近道です。
転職成功実績1万【リクルートエージェント】
求人数が多く、業界を横断して幅広い選択肢を比較できるタイプ。行きたい業界がまだ定まっていない人や、いくつかの業界の働き方を見比べたい人に向いています。
完全無料で転職のプロをパーソナルマッチング【転職AGENT Navi】
特定の業界・職種に精通し、その分野ならではの働き方や求められる力を教えてもらえるタイプです。行きたい業界や職種が決まっている人が、「中の姿」を確かめるのに向いています。
まなぶ
みらい
まなぶ業界や職種を変える転職の失敗は、根っこに「外から見えるイメージで選び、中の仕事を確かめていない」という共通点があります。今いる場面を確かめ、その場面の記事から一つずつ読んでみてください。自分が行きたい業界や職種の記事があれば、それもあわせて読むと、中の姿がより具体的に見えてきます。業界や職種ごとの転職の記事は、業界・職種別の記事一覧にすべてまとめています。
転職全体で後悔しやすいポイントは、転職して後悔した人の特徴7選で紹介しています。

