企業タイプで会社を選ぶ転職の失敗から学ぶ
企業タイプで会社を選ぶ転職で失敗する人の多くは、大企業か中小企業か、有名か、外資系かベンチャーかといった「会社の種類や名前」で選び、その会社で自分が毎日どんな仕事をするのかを確かめていない人です。会社の種類は、働き方を考える手がかりになります。けれど、同じ「大企業」「ベンチャー」でも、会社によって中身はまったく違います。この記事では、まなぶ自身の転職活動の振り返りから、企業タイプで会社を選ぶ転職でつまずきやすい場面を5つに分けて、それぞれの場面で読んでほしい記事を紹介します。
会社の看板ばかり見ていた、2つの応募
まなぶには、会社の「看板」で選んで失敗した経験が二つあります。一つ目は2年前の転職活動です。いちばん入りたかったのは、誰もが知っている大手食品メーカーのグループ会社でした。最終面接まで進み、前の晩は親会社の商品カタログを何度も読み返しました。ところが面接官に「当社がグループの中でどんな役割を担っているかご存じですか」と聞かれ、何も答えられませんでした。その会社の主な仕事は、親会社から依頼を受けて販促物を作ることで、商品の企画は親会社が決めていたのです。
二つ目は去年の夏です。同窓会で焦ったまなぶは、誰もが名前を知っている有名企業3社に応募しました。志望動機には「御社の商品を長年愛用しています」とだけ書き、仕事内容の欄はあまり読みませんでした。3社とも、書類の段階で不採用でした。あとで求人票を読み返すと、どの会社も求めていたのは「その仕事で何ができるか」で、商品が好きかどうかはほとんど書かれていませんでした。
二つを並べて、まなぶは気づきました。どちらも、会社の種類や名前の大きさに安心して、その会社で自分が何をするのかを確かめていなかったのです。企業タイプは、会社を選ぶ入口にすぎません。大切なのは、その会社の中で自分が働く姿を思い描けるかどうかでした。まなぶは、自分の失敗と、まわりの人たちの失敗を並べてみることにしました。すると、つまずく場面は大きく5つに分けられることが見えてきました。
企業タイプで会社を選ぶ転職でつまずきやすい5つの場面
会社の規模で、選ぼうとしているとき
「大企業なら安定している」「中小企業なら裁量が大きい」。規模のイメージで選ぶと、仕事の進め方や評価のされ方の違いに、入社してから戸惑うことがあります。同じ大企業でも、部署によって任される範囲はまったく違いますし、中小企業でも、社長の一声ですべてが決まる会社もあります。規模よりも、自分が担当する仕事の範囲と、決め方の速さを確かめることが大切です。まず今日できるのは、気になる会社で「一つの仕事を決めるまでに、誰の承認が必要か」を面接で聞く質問として書き出しておくことです。大企業への転職は大企業への転職で後悔する理由、大企業から中小企業へは大企業から中小企業へ転職して失敗した話、中小企業からの転職は中小企業からの転職で失敗する人の特徴5選で紹介しています。
会社の名前や看板で、選ぼうとしているとき
有名な会社、大手のグループ会社、外資系。名前や看板に安心すると、その会社の役割や仕事の中身を調べることを忘れがちです。「その会社に入ること」ではなく「その会社で何をするか」を言葉にできるかが分かれ目です。まず今日できるのは、気になる会社のホームページで、主な事業と取引先を確かめ、自分の言葉で一文にまとめてみることです。有名企業への転職は有名企業への転職で失敗しない方法、グループ会社はグループ会社への転職で失敗する人の特徴5選、外資系は外資系転職で失敗する人の特徴5選で紹介しています。
新しい会社や、成長中の会社へ行くとき
ベンチャーやスタートアップには、裁量の大きさや成長の速さという魅力があります。一方で、仕組みが整っていなかったり、事業の先行きが変わりやすかったりもします。魅力の言葉の裏にある「仕組みのなさ」まで、入社前に確かめることが大切です。まず今日できるのは、気になる会社の資金の集め方や、社員の人数の増え方を調べてみることです。ベンチャー企業はベンチャー転職の失敗から学ぶ、スタートアップはスタートアップ転職で後悔する理由、業界も未経験で飛び込むときは業界未経験でのベンチャー転職で失敗した話で紹介しています。
社風や仕事の進め方が、大きく違う会社へ移るとき
外資系から日系企業へ、あるいは家族経営の会社へ。社風や決め方が大きく違う会社に移ると、前の会社での「当たり前」が通じなくなります。会議の進め方、報告の細かさ、上司との距離の取り方。一つひとつは小さな違いでも、毎日重なると大きな疲れになります。仕事の進め方や意思決定のしかたを、面接や社員の話から具体的に確かめることが大切です。まず今日できるのは、今の会社で自分が「当たり前」だと思っている進め方を、3つ書き出してみることです。外資系から日系への転職は外資系から日系企業への転職で後悔する理由、家族経営の会社への転職は家族経営の会社への転職で後悔する理由で紹介しています。
働く場所や、働き方を変えるとき
地元へのUターン、知らない土地へのIターン、フルリモートの会社。働く場所が変わると、仕事の中身だけでなく、暮らしや人との関わり方も大きく変わります。仕事の条件と一緒に、暮らしと人間関係がどう変わるかを考えることが大切です。まず今日できるのは、新しい働き方での「1日の過ごし方」を、朝から夜まで書き出してみることです。地方への転職はUターン・Iターン転職で失敗しない方法、フルリモートの会社はフルリモートの会社へ転職して失敗した話で紹介しています。
会社の種類で選ぶ人と、中身を確かめてから選ぶ人の違い
今の自分がどの場面にいるかを確かめるチェックリスト
当てはまる項目があれば、その場面の記事から読んでみてください。どの場面でも、会社の種類ではなく「その会社で働く自分の1日」を思い描けるかどうかが、判断の分かれ目になります。
- 「大企業だから」「中小企業だから」で、働き方を決めつけている(場面1)
- 会社の名前は知っていても、主な事業や取引先を知らない(場面2)
- ベンチャーやスタートアップの魅力の言葉だけで、心が動いている(場面3)
- 今の会社の進め方が、どこでも通じると思っている(場面4)
- 働く場所が変わったあとの暮らしを、具体的に考えていない(場面5)
- その会社で働く自分の1日を、朝から夜まで説明できない(すべての場面)
どの場面の記事にも共通しているのは、「この種類の会社だから大丈夫」と思った瞬間に、確かめることをやめてしまったという点です。
まなぶは今、気になる会社を見つけたら、会社の種類や名前の前に、ホームページの事業内容と、求人の仕事内容の欄を読むようにしています。会社の看板は、入口にすぎない。名前に安心しかけたときこそ、その奥にある仕事の中身を確かめるようにしています。
会社の中身を知ってから選ぶために
会社の種類や名前だけでは分からない中身は、実際に働いた人の声や、その会社をよく知る人の話から確かめるのが近道です。
企業口コミ・評判サービス【エン カイシャ】
実際に働いた人の声から、事業内容や社風、働き方の実態を確認できるタイプです。会社の種類や名前だけでは分からない、仕事の進め方や決め方を知る手がかりになります。
転職成功実績1万【リクルートエージェント】
求人数が多く、業界を横断して幅広い選択肢を比較できるタイプ。大企業からベンチャーまで、いろいろな企業タイプの求人を見比べながら、会社ごとの違いを担当者に聞くことができます。
まなぶ
みらい
まなぶ企業タイプで会社を選ぶ転職の失敗は、根っこに「会社の種類や名前で選び、その会社で自分が何をするのかを確かめていない」という共通点があります。今いる場面を確かめ、その場面の記事から一つずつ読んでみてください。企業タイプごとの転職の記事は、企業タイプ別の記事一覧にすべてまとめています。
転職全体で後悔しやすいポイントは、転職して後悔した人の特徴7選で紹介しています。

