結論

スクールや通信講座の失敗には、共通する根っこがあります。それは、「よい講座に申し込めば、学びは進む」と考えて、選ぶとき・契約するとき・使いこなすとき・学び放題を使うときに、自分の生活と目的に照らして確かめないまま、お金を払ってしまうことです。評判だけで選んで通えなくなる、説明会でその場で契約する、サポートを使わずに止まる、学び放題を使わずに払い続ける。どれも、講座の質ではなく、講座との「つきあい方」でつまずいた失敗です。スクールや通信講座は「申し込めば学べるもの」ではなく、「選び方から使い方までを自分で決めて、はじめて生きるもの」です。この記事では、まなぶの振り返りをもとに、スクールと通信講座でつまずきやすい場面を4つに分けて、それぞれ読んでほしい記事を紹介します。

1失敗ストーリー

押し入れの箱から始まった、4つの振り返り

11月の休日、押し入れから出てきた通信講座の箱を前に、スクールと講座の失敗を手帳に書き出すまなぶのイラスト

11月の休日、まなぶは、部屋の押し入れを片づけていました。奥から出てきたのは、今年の前半に使っていた簿記の通信講座の箱でした。中には、半分ほどしか進んでいないテキストと、一度も使わなかった質問の窓口の案内が入っていました。横には、去年の秋に登録して、ほとんど見ないまま払い続けた学び放題の講座の、解約の確認のメールを印刷した紙もはさまっていました。

まなぶは、箱の前に座りこんで、これまで講座にかけてきたお金と時間を思い返しました。通信講座は、案内を読まずにテキストだけで進め、分からない単元で止まってしまいました。学び放題は、テーマも見る時間も決めずに登録し、3本見ただけで7か月分を払っていました。どちらも、講座そのものが悪かったわけではありません。

まわりの人の話も思い出しました。近所の花屋で働くAさんは、評判のよい動画編集のスクールを選んだものの、教室が遠くて3か月で通えなくなったそうです。商店街の朝市で会ったAさんは、英語のスクールの説明会で「今日だけ」の割り引きに押され、1年分の契約をその場で結んで後悔していました。まなぶは、手帳を開いて、それぞれの失敗を書き出してみました。スクールや通信講座のつまずきは、選ぶとき・申し込むとき・使いこなすとき・学び放題を使うときの、4つの場面に集まっていたのです。

2場面別の案内

スクールと通信講座でつまずきやすい4つの場面

1

スクールや講座を、選ぶとき

よくある失敗は、広告の言葉や口コミの評価、料金の安さだけで決めて、自分が通い続けられるか、学ぶ中身が目的に合っているかを確かめないことです。仕事や家の予定に授業の時間を当てはめ、カリキュラムが目的に合うかを、2〜3校で比べるのが基本です。まず今日できるのは、気になっているスクールの授業の時間と場所を、自分の1週間の予定に書きこんでみることです。この場面でよくあるサインは、「人気だから」という理由しか思い浮かばないことです。

2

説明会に行き、申し込む・契約するとき

よくある失敗は、「今日申し込めば安くなる」という言葉に押されて、契約書を読まず、生活に当てはめないまま、長い期間の契約をその場で結んでしまうことです。説明会の日は申し込まずに持ち帰り、契約書と途中でやめるときの決まりを家で読んでから決めることが大切です。まず今日できるのは、説明会に行く前に「その日は申し込まない」と手帳に書いておくことです。この場面でよくあるサインは、「割り引きの期限」ばかりが気になっていることです。

3

通い始めて、講座を使いこなすとき

よくある失敗は、テキストと動画だけで進められると考えて、質問の窓口や添削、学習計画の手助けなど、受講料に含まれるサポートを使わないまま、分からないところで止まってしまうことです。最初の日に案内を読んで使えるサポートを一覧にし、30分考えて分からないところは質問するのがコツです。まず今日できるのは、受講している講座の案内を開いて、使えるサポートを書き出すことです。この場面でよくあるサインは、「講座からのメールを、開かずにためている」ことです。

4

定額の学び放題を、使うとき

よくある失敗は、いつでも見られる安心感から、学ぶテーマも見る時間も決めずに登録し、ほとんど使わないまま、毎月の料金を払い続けてしまうことです。学ぶテーマを一つ決めて見る講座をしぼり、見る曜日と時間を予定に入れ、月に一度は使った分を見直すことが大切です。まず今日できるのは、登録しているサービスの、先月見た本数を確かめることです。この場面でよくあるサインは、「最後に講座を見た日を、思い出せない」ことです。

3図解

申し込めば学べると考える人と、つきあい方を決める人の違い

⚠ スクールや通信講座で失敗する人のパターン
評判や割り引きの言葉で、その場で選んで契約する
↓
サポートや学び放題を、使い方を決めずに始める
↓
使った分や続けられるかを、確かめないまま払い続ける
↓
お金と時間をかけたのに、学びが目的に届かない
◎ スクールや通信講座を上手に使う人のパターン
生活と目的に照らして、2〜3校を比べて選ぶ
↓
一度持ち帰り、契約書を読んでから申し込む
↓
サポートを使いきり、学び放題は毎月見直す
↓
払ったお金を生かして、学びを目的までつなげられる
4解決策

今の自分がどの場面にいるかを確かめるチェックリスト

当てはまる項目が多い場面ほど、講座とのつきあい方を見直す効果が大きい場面です。いくつ当てはまっても大丈夫です。気になる場面の記事から読んでみてください。一つの場面を見直すだけでも、次の講座の使い方は大きく変わります。

  • スクールを選ぶ理由が、「人気だから」「安いから」しかない(場面1)
  • 授業の時間を、自分の予定に当てはめたことがない(場面1)
  • 説明会で、その日のうちに申し込みそうになったことがある(場面2)
  • 契約書の途中でやめるときの決まりを、読んでいない(場面2)
  • 講座の質問の窓口を、一度も使ったことがない(場面3)
  • 講座からのメールを、開かずにためている(場面3)
  • 登録している学び放題で、先月見た本数が分からない(場面4)

4つの場面は、どれも「申し込む前と申し込んだあとに、自分の生活と目的に照らして確かめる」ことでつながっています。よい講座を探すことより、選び方、契約のしかた、サポートの使い方、学び放題の見直し方を決めておくほうが、学びを目的に届ける近道です。まなぶは、押し入れから出てきた通信講座の箱を、もう一度机の上に置きました。案内の紙を読み直し、使えるサポートを手帳に書き出しました。今使っているデータ分析のテキストでも、読者向けの質問の窓口を使い始めています。箱の中の半分残ったテキストは、データ分析の試験が終わったら、もう一度、質問の窓口と一緒に使ってみるつもりです。

5おすすめサービス

資格と学び直しで後悔しないために

スクールや通信講座を選ぶときは、いくつかを比べて、無料の相談や資料で、通い方やサポート、途中でやめるときの決まりまで確かめてから決めることが大切です。

A
幅広い資格から比べて選びたい人向け

資格取得・キャリアアップの【ヒューマンアカデミー】

幅広い分野の講座から、目的に合うものを比べて選べるタイプです。無料の相談や資料で、学び方の種類、受講中に使えるサポート、受講の期間を確かめ、自分の生活で続けられるかを考えてから選べます。

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B
法律系の資格や公務員試験を目指す人向け

法律資格・公務員試験のスクール【伊藤塾】

法律系の資格や公務員試験のほか、社会保険労務士、宅建士、FPなどの講座も扱うスクールです。難しい資格を目指すときは、無料のガイダンスで、講座の中身や合格までの道のりを聞き、持ち帰って考えてから申し込めます。

講座を見てみる

まなぶまなぶ
よい講座を選んだつもりでも、選び方も契約も、使い方も、自分で決めていませんでした…。
みらいみらい
スクールや通信講座は、申し込めば学べるものではなく、選び方から使い方までを自分で決めて、はじめて生きるものです。選ぶとき、契約するとき、使いこなすとき、学び放題を使うとき。それぞれの場面で、生活と目的に照らして確かめましょう。
まなぶまなぶ
講座の良し悪しより、つきあい方が大事なんですね。

スクールや通信講座の失敗の根っこは、よい講座に申し込めば学びは進むと考えて、選ぶとき・契約するとき・使いこなすとき・学び放題を使うときに、生活と目的に照らして確かめないままお金を払ってしまうことです。選ぶときは比べて、契約は持ち帰って、サポートは使いきって、学び放題は毎月見直して。スクール・通信講座の記事は、スクール・通信講座の記事一覧からすべて読むことができます。

資格の選び方や勉強法など、資格と学び直しのほかの場面の失敗もあわせて知りたいときは、資格取得で失敗する人の特徴7選も読んでみてください。

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