学び放題のオンライン講座で失敗しない方法
学び放題のオンライン講座で失敗する人の多くは、「いつでも、どれでも見られるから」と安心して、何を学ぶか、いつ見るかを決めないまま登録し、ほとんど使わずに、毎月の料金だけを払い続けてしまう人です。学び放題は、見る講座が多いほどお得になる仕組みです。けれども、使わなければ、毎月のお金が少しずつ出ていくだけになります。学び放題は「登録すれば学べるもの」ではなく、「学ぶテーマと時間を決めて、使った分を毎月確かめるもの」です。この記事では、まなぶの失敗ストーリーをもとに、学び放題のオンライン講座で失敗しない方法を解説します。
3本だけ見て、7か月分を払い続けた話
去年の秋、まなぶは、生成AIの使い方を学べる、月額の学び放題のオンライン講座に登録しました。会社で、AIを使って企画書の下書きを作る人が増えていて、自分も遅れたくないと思ったのです。登録した日の夜、講座の一覧を見ると、文章の作り方、資料づくり、データの整理など、何十本もの講座が並んでいました。「これだけあれば、いつでも好きなときに学べる」。まなぶは、最初の3本を一気に見て、満足して眠りました。
ところが、次の週から、講座を開く日はほとんどありませんでした。仕事が忙しい日は「今日は疲れているから、週末にまとめて見よう」と思い、週末になると、ほかの予定が入りました。講座の一覧を開いても、どれから見ればいいのか迷っているうちに、時間が過ぎていきました。いつでも見られる安心感から、何を、いつ学ぶかを決めていなかったのです。
今年の5月、まなぶは、クレジットカードの明細を見ていて、はっとしました。学び放題の料金が、毎月、変わらずに引き落とされていたのです。数えてみると、最後に講座を見てから、7か月ほどがたっていました。そのあいだに見た講座は、最初の3本だけでした。「1本あたりにすると、ずいぶん高い勉強になってしまった」。まなぶは、その日のうちに解約の手続きをしましたが、払った分のお金は戻ってきませんでした。解約の画面には、まだ見ていない講座の一覧が、たくさん並んだままでした。
解約の画面を閉じたあと、まなぶは、自分が学びたかったことを、紙に書き出してみました。すると、AIを使って企画書の下書きを作れるようになりたい、という目的は、まだ少しも果たせていないことに気づきました。学び放題の講座が悪かったのではなく、使い方を決めていなかったのです。次に登録するときは、使い方を先に決めようと、まなぶは心に決めました。
学び放題のオンライン講座で失敗する理由
学ぶテーマを、決めずに登録していた
学び放題には、たくさんの講座が並んでいます。テーマを決めずに一覧を開くと、どれから見ればよいか迷い、選ぶだけで疲れてしまいます。登録する前に、「何ができるようになりたいか」を一つ決め、そのために見る講座を3〜5本だけ選んでおくことが大切です。まなぶなら、「AIで企画書の下書きを作る」というテーマを決めて、それに合う講座だけを見る計画にすれば、迷わずに進められたはずです。ほかの講座は、テーマが終わってから見ればよいのです。
いつ見るかを、決めていなかった
「いつでも見られる」は、「いつ見てもよい」ということです。決まった時間がないと、忙しい日には後回しになり、気づけば何週間も開かない、ということになりがちです。「火曜と木曜の昼休みに1本」「日曜の朝に30分」のように、見る曜日と時間を決めて、予定に入れておくと、続けやすくなります。1本が短い講座なら、通勤の時間に見ることもできます。
見るだけで、使ってみなかった
講座を見て「分かった気」になっても、実際に使ってみなければ、身についたとはいえません。見るだけの勉強は、すぐに忘れてしまいます。1本見たら、その日のうちに、仕事や身の回りで一度だけ試してみるようにしましょう。たとえば、AIで文章を作る講座を見たら、翌日のメールの下書きに使ってみる、というように、小さく試すことで、学んだことが自分のものになります。試してうまくいくと、次の講座を見る楽しみも増えていきます。
使った分を、確かめていなかった
毎月の料金が自動で引き落とされる仕組みは、便利な反面、使っていなくても気づきにくいものです。月に一度、「今月は何本見て、何を試したか」を書き出し、料金に見合っているかを確かめる習慣をつけましょう。カードの明細を見る日と同じ日にすると、忘れにくくなります。2か月続けてほとんど見ていなければ、いったん解約して、また必要になったときに登録し直すのも一つの方法です。
無料の期間や、解約の手順を確かめていなかった
学び放題のサービスには、最初の一定の期間を無料や割り引きで試せるものや、無料のセミナーで中身を確かめられるものもあります。登録する前に、どんな講座があり、自分のテーマに合うかを試しておくと、合わないサービスにお金を払い続けることを防げます。また、解約の手順や、いつまでに手続きをすれば次の月の料金がかからないかも、登録するときに確かめておきましょう。登録した日に、手帳やアプリに「見直しの日」を書いておくと、使わないまま払い続けることがなくなります。登録するときに、やめるときのことまで決めておくのが、学び放題と上手につきあうコツです。
なんとなく登録する人と、決めてから使う人の違い
学び放題のオンライン講座で失敗しないためのチェックリスト
学び放題に登録する前と、登録しているあいだに、次の項目を確かめてみてください。使い方を決めておけば、学び放題は、とても心強い学びの場になります。すでに登録している人は、今日、先月見た本数を確かめるところから始めてみましょう。
- 「何ができるようになりたいか」を、一つに決めた
- テーマに合う講座を、3〜5本だけ選んだ
- 見る曜日と時間を決めて、予定に入れた
- 1本見たら、仕事や身の回りで一度試している
- 月に一度、見た本数と料金を見比べている
- 無料の期間や解約の手順を、登録の前に確かめた
まなぶは今、もう一度、AIの学び直しを始めようとしています。今回は、登録する前に「AIで企画書の下書きを作れるようになる」というテーマを決め、無料のセミナーで中身を確かめてから選ぶつもりです。見る講座を4本にしぼり、火曜と木曜の昼休みに1本ずつ見る予定も、手帳に書きこみました。毎月のカードの明細を見る日には、見た本数も確かめることにしました。「今度は、登録した日に、やめる日の見直しも決めておこう」。まなぶは、手帳の月末の欄に、小さく「学び放題の見直し」と書き入れました。
資格と学び直しで後悔しないために
学び放題の講座は、テーマと時間を決めて使えば、少ない負担で新しいことを学べる心強い方法です。無料のセミナーなどで中身を確かめてから選びましょう。
DMM 生成AI CAMP 学び放題
生成AIの使い方を、オンラインの講座で学べるタイプです。登録する前に無料のセミナーで中身を確かめ、自分のテーマに合う講座があるかを見ておくと、登録したあとに迷わず使い始められます。
タイムマネジメント・スケジュール管理ツール【todoist】
講座を見る曜日と時間や、月に一度の見直しの日を、くり返しの予定として登録できるタイプです。見る予定と見直しの日を決めておけば、使わないまま料金を払い続けることを防げます。
まなぶ
みらい
まなぶ学び放題のオンライン講座で失敗する原因は、いつでも見られる安心感から、テーマも時間も決めずに登録し、使った分を確かめないまま、料金を払い続けてしまうことです。テーマを一つ決め、講座をしぼり、見る時間を予定に入れ、小さく試し、月に一度見直す。それだけで、学び放題を料金に見合う学びの場にできます。スクールや通信講座で失敗しないための考え方は、スクール・通信講座の失敗から学ぶでまとめています。
スクール・通信講座については、通信講座のサポートを使わずに後悔する理由やスクールの説明会でその場で契約して失敗した話もあわせて読んでみてください。

