Webデザイン副業で失敗する人の特徴5選
Webデザイン副業で失敗する人は、「きれいなサイトを作ること」がゴールになり、お客さまがサイトで何を実現したいのかを確かめていないことが少なくありません。さらに、修正の回数や公開後の対応を決めないまま引き受けると、終わらない作業に追われることになります。Webデザインの副業は、作る前の取り決めで成否の半分が決まる。目的を聞き、範囲を決め、スマートフォンでの見え方まで確かめる。この準備が、お客さまにも自分にも負担の少ない仕事につながります。
3万円で引き受けたホームページが、終わらなかった話
まなぶは半年ほど前から、オンライン講座でWebデザインを学んでいました。仕事終わりに少しずつ課題をこなし、架空のカフェのサイトを作り上げたときには、「これなら副業でもやっていける」と手応えを感じていました。
そんなとき、学生時代の友人から声がかかりました。「親戚が整体院を開いたんだけど、ホームページを作ってくれる人を探してるんだ」。初めての依頼に、まなぶは喜んで引き受けました。知り合いの紹介だからと、料金は3万円。修正の回数や、公開後の対応については、とくに話し合いませんでした。
まなぶは、講座で学んだ技術を詰め込みました。写真を大きく使い、ゆっくり動く演出を入れ、落ち着いた色合いでまとめたトップページ。パソコンの画面で見ると、なかなかの出来栄えでした。
ところが、院長に見せると修正の依頼が次々と届きました。「色をもう少し明るく」「この写真を入れ替えて」「やっぱり前の色に戻して」。週末のたびに作業を続け、修正は2か月で10回を超えました。ようやく公開できたときには、まなぶはすっかり疲れ切っていました。かかった時間を数えてみると、50時間以上。3万円を時給にすると、600円にも届きませんでした。それでも「初めての実績ができた」と、自分に言い聞かせていました。
公開から3か月後、院長から電話がありました。「ホームページを作ったのに、予約が全然増えないんだよね。それと、スマホで見ると文字がはみ出してるって、患者さんに言われたよ」。院長が本当に求めていたのは、おしゃれなサイトではなく、近所の人がスマートフォンから予約しやすいサイトだったのです。しかも院長からは、「料金表の更新もお願いできるよね?」と、公開後の作業まで当然のように頼まれるようになっていました。
まなぶは気づきました。自分は「デザインを作ること」ばかりに夢中で、お客さまがサイトで何を実現したいのかを一度も聞いていなかったのです。
Webデザイン副業で失敗する人の特徴5選
サイトの目的を聞かずに、デザインから作り始める
お店や会社がホームページを作る理由は、予約を増やしたい、問い合わせを集めたい、求人に応募してほしいなど、さまざまです。目的が違えば、目立たせるべきボタンも、載せるべき情報も変わります。まなぶは目的を確かめないまま、見た目の美しさを優先してしまいました。デザインを考える前に、「このサイトで何を実現したいか」をお客さまと一緒に言葉にすることが、最初の仕事です。あわせて、サイトを見に来るのはどんな人なのか、どんな場面で見るのかも聞いておくと、デザインの方向性がぐっと決めやすくなります。
修正の回数や範囲を決めずに引き受ける
「色を変えて」「やっぱり戻して」という修正が何度も続いたのは、お客さまのわがままではありません。どこまでが料金に含まれるのかを、最初に決めていなかったからです。修正は何回まで無料か、大きな変更はどう扱うかを、作り始める前に伝えておくことで、お客さまも要望を整理しやすくなります。取り決めは、自分を守るだけでなく、お客さまに安心してもらうためのものでもあります。
パソコンの画面だけで確認している
まなぶは、作業に使うパソコンの画面でしか仕上がりを確かめていませんでした。けれど、整体院のサイトを見る人の多くは、スマートフォンから予約を探す近所の人たちです。文字のはみ出しや、押しにくいボタンがあれば、それだけで予約をあきらめてしまう人もいます。スマートフォンや、さまざまな大きさの画面で表示を確かめることは、Webデザインの仕事では欠かせない確認です。自分のスマートフォンだけでなく、家族や友人の端末でも見てもらうと、思わぬ崩れに気づけることがあります。
公開後の更新や管理について決めていない
ホームページは、公開したら終わりではありません。料金や営業時間が変われば更新が必要ですし、ドメインやサーバーの契約更新もあります。それを誰が担当し、費用はどうするのかを決めていなければ、まなぶのように公開後の作業を無償で頼まれ続けることになります。公開後の更新を別料金で引き受けるのか、お客さま自身で更新できるように仕組みを整えるのかを、最初に話し合っておくことが大切です。
知り合いだからと、相場より安く引き受ける
初めての依頼や知り合いからの紹介だと、つい料金を低くしてしまいがちです。けれど、安く引き受けたからといって、作業の量や責任が軽くなるわけではありません。かかる時間に見合わない料金では、修正や公開後の対応が重なるたびに、気持ちの負担も大きくなっていきます。実績づくりのために安く受ける場合でも、作業の範囲をはっきりさせ、「今回は特別な料金」と伝えておくことで、次の仕事につなげやすくなります。
失敗する人と、続けられる人の進め方の違い
2つの進め方の違いは、デザインの腕前ではありません。Webデザインを「作品づくり」と考えるか、「お客さまの目的をかなえる仕事」と考えるかの違いです。
副業でWebデザインを続けている人は、作り始める前の打ち合わせにしっかり時間をかけています。誰に向けたサイトで、何をしてほしいのか。どこまでを料金に含め、公開後はどうするのか。この取り決めがあるからこそ、作業に集中でき、お客さまの満足にもつながるのです。
Webデザインの依頼を受ける前にチェックしたいこと
- サイトの目的(予約・問い合わせ・求人など)と、見に来る人を確認する
- 料金に含まれる修正の回数と、追加料金になる変更の範囲を伝える
- スマートフォンなど、複数の画面で表示と操作を確かめる
- 公開後の更新・ドメインやサーバーの管理を、誰がどう担うか決める
- 知り合いからの依頼でも、作業時間に見合う料金を考えてから引き受ける
- 取り決めた内容は、口約束にせず文書やメッセージで残す
まずは「依頼を受けたら、デザインの前に目的を一文で書いてもらう」ことから始めてみてください。「スマートフォンから予約を増やしたい」と一文で決まるだけで、作るべきサイトの形がはっきりします。そのうえで、修正の回数と公開後の対応を短いメッセージで送っておけば、作業の途中で迷うことも少なくなります。
Webデザインの副業は、スキルを生かして人の役に立てる、やりがいのある仕事です。だからこそ、技術を磨くことと同じくらい、お客さまの目的を聞き、仕事の範囲を決める力が大切になります。作る前の準備を丁寧に行うことが、長く続けられる副業への近道です。
Webデザイン副業を安心して続けたい人へ
日本最大級のクラウドソーシング【ランサーズ】
Webデザインの案件を探せるタイプです。契約条件のテンプレートが用意されている場合もあり、修正回数や納期の取り決めがしやすくなります。トラブルが起きた際のサポート窓口があることも、安心材料の一つです。知り合い経由の口約束ではなく、条件を明確にしたうえで仕事を受けたい人に向いています。
フリーランス・キャリア相談サービス【ポテパンフリーランス】
自分のスキルの適正な価格帯や、単価交渉の進め方について相談できるタイプです。一人で悩まず、客観的な視点を取り入れられます。知り合いからの依頼で、いくらで引き受ければよいか迷っている人にも役立ちます。
まなぶ
みらいWebデザイン副業でつまずく人は、見た目の完成度にこだわるあまり、お客さまの目的や仕事の範囲を確かめずに作り始めてしまいがちです。目的を聞き、修正の回数と公開後の対応を決め、スマートフォンでの見え方まで確かめる。その準備こそが、お客さまの成果と、自分が無理なく続けられる副業の両方を支えてくれます。
副業を始める前に知っておきたい、失敗する人に共通するポイントについては、副業で失敗する人の共通点でもまとめています。あわせて読んでみてください。
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