オンライン面接で失敗する人の特徴5選
オンライン面接で失敗する人の多くは、「家から受けられるから対面より気楽」と考え、話す内容以外の準備を後回しにしている人です。オンライン面接では、通信や音声のトラブル、カメラに映る背景や表情、目線といった対面なら気にしなくてよかったことが、そのまま評価に影響します。この記事では、まなぶの失敗ストーリーをもとに、オンライン面接で失敗する人の特徴5つと、前日までにできる対策を解説します。
「家だから大丈夫」が招いた10分の空白
以前の転職活動で、まなぶは第一志望の会社から一次面接の案内を受け取りました。形式はオンライン。「移動しなくていいし、家なら緊張もしないだろう」。まなぶは少しほっとして、話す内容の準備だけに集中しました。志望動機と自己PRを何度も読み返し、当日を迎えます。
面接の開始は平日の昼12時。会社の昼休みを使って、自宅に戻って受けることにしました。上はジャケットとシャツ、下は部屋着のまま。ノートPCを机に置き、面接用のURLを開いたのは開始の3分前です。ところが、ふだん使わないWeb会議ツールだったため、アプリの更新が始まってしまい、入室できたのは開始時刻を2分過ぎてからでした。
「すみません、遅れました」。あわてて話し始めると、面接官から「少し音声が途切れていますね」と言われました。マンションのWi-Fiが昼どきで混み合っていたのか、まなぶの声はたびたび途切れ、同じ質問を何度も聞き返すことになります。そのうち画面が固まり、回線が切れて再入室するまでに10分近くかかってしまいました。
なんとか面接を終えて、ほっとしたのもつかの間。面接のあとで録画機能のテスト画面を開いてみたまなぶは、言葉を失いました。PCを机に直置きしていたせいで、画面には下からあおるような角度の自分の顔。背後には、部屋干しの洗濯物とたたんでいない布団がはっきり映っていたのです。しかも、話している間ずっと、目線はカメラではなく画面の中の面接官の顔に向いていて、相手からは伏し目がちに見えていたはずでした。
数日後に届いたのは、お見送りの連絡でした。話す内容は準備したのに、「どう見えて、どう聞こえるか」をまったく準備していなかった。まなぶは、オンライン面接は家で受ける面接ではなく、画面越しに自分を見せる面接なのだと、ようやく気づいたのです。
オンライン面接で失敗する人の特徴5選
通信環境と機材を事前に試していない
オンライン面接で最も多い失敗が、回線や音声のトラブルです。面接で使われるツールは会社によって違い、ふだん使っていないアプリでは、更新やログイン、マイクの設定に思わぬ時間がかかります。途中で音声が途切れると、話の内容よりも「聞き取りにくかった」という印象が残ってしまいます。面接官も限られた時間で判断しているため、トラブルで失った時間は取り戻せません。前日までに、同じツールで接続のテストをしておくことが欠かせません。可能なら、ふだん使っているPCとスマホの両方で入室できるようにしておくと、どちらかが不調でもすぐに切り替えられます。
カメラに映る背景と身だしなみを確認していない
オンラインでは、自分が思っている以上に背景が見えています。洗濯物や散らかった部屋は、本人が気づかないうちに「準備が甘い人」という印象につながります。上半身だけ整えて下は部屋着、というのも、急に立ち上がる場面があると見えてしまいます。画面に映るすべてが、対面での服装や入室のマナーと同じ役割を持っていると考えておきましょう。白い壁を背にするか、背景を整えることが基本です。
目線と表情が相手にどう見えるかを知らない
画面の中の面接官の顔を見て話すと、相手からは目線が下がって見えます。カメラの位置が低すぎると、見下ろすような角度にもなります。また、画面越しでは表情が伝わりにくく、ふだんどおりに話しているつもりでも無表情で淡々とした人に見えやすいのがオンラインの特徴です。カメラを目の高さに合わせ、話すときはレンズを見る、相づちや表情を少し大きめにする、といった工夫が必要です。
対面と同じ話し方でオンラインに臨んでいる
オンラインでは、音声にわずかな遅れが生じるため、相手の話にかぶせて話し始めると会話がぶつかりやすくなります。また、長く話し続けると、相手が途中で口をはさみにくくなります。結論から短く話し、相手が話し終わってから一拍おいて答えるだけで、会話のテンポはぐっと良くなります。面接で失敗しやすい話し方そのものについては、面接で失敗する人の特徴5選でも紹介しています。
トラブルが起きたときの動き方を決めていない
どれだけ準備しても、回線が切れることはあります。問題は、そのときにあわてて何もできなくなることです。面接の案内メールに書かれている連絡先や電話番号を控えていなかったり、再入室の方法が分からなかったりすると、空白の時間が長くなります。「切れたら、すぐにこの番号に電話する」と決めておくだけで、トラブルの印象はかなり小さくなります。落ち着いて対応できること自体が、社会人としての評価にもつながります。再入室できたら、まず「途切れてしまい失礼しました」と一言添えてから話を戻すと、相手も安心して面接を続けられます。
オンライン面接で失敗する人と、うまくいく人の違い
オンライン面接の前日までにやっておきたいチェックリスト
オンライン面接の準備は、特別な機材がなくても十分にできます。大切なのは「相手の画面に自分がどう映るか」を、本番の前に一度自分の目で確かめておくことです。
- 面接で使うツールを前日までにインストール・更新し、ログインできるか確かめた
- 家族や友人とつないで、音声が途切れないか、声の大きさは十分かをテストした
- カメラの位置を目の高さに合わせ、背景に余計なものが映らないようにした
- 録画機能やプレビュー画面で、表情や目線が相手にどう見えるかを確認した
- 上下ともに面接にふさわしい服装を用意した
- 回線が切れたときの連絡先を控え、開始10分前には入室できる準備をした
自宅の回線が不安なら、静かな個室ブースやレンタルスペースを使うのも一つの方法です。また、会社の昼休みなど、時間に追われる状態で受けるのはできるだけ避けましょう。オンライン面接は移動の時間がいらない分、その時間を準備にあてられることが、オンラインならではの強みです。まなぶも次の面接からは、前日に友人とつないでリハーサルをし、当日は有給休暇を取って落ち着いて臨むようにしました。
話す内容についても、オンラインだからといって準備を変える必要はありません。むしろ画面越しでは、長い説明よりも結論から短く伝えることが大切になります。転職理由の伝え方に不安がある人は、転職理由の伝え方で失敗しない方法もあわせて確認しておくと安心です。
オンライン面接に自信をつけたいなら
自分の話し方や映り方は、自分ではなかなか客観的に判断できません。第三者の目で確かめてもらえる場を使うと、本番前に修正すべき点が見えてきます。
コンサル特化の転職エージェント【MyVision】
実際の面接に近い形式で練習でき、客観的なフィードバックがもらえるタイプです。伝え方の癖は自分では気づきにくいため、第三者からの指摘が特に有効です。オンラインでの話すテンポや表情の見え方も、本番前に確認しておくと安心です。
年収1000万円以上の転職なら【プロフェッショナル転職サービス/ランスタッド】
これまでの経験や実績を、第三者と一緒に言語化していけるタイプです。自分では気づきにくい強みを引き出してもらえることがあります。話す内容の軸が固まっていれば、画面越しでも結論から短く伝えやすくなります。
まなぶ
みらい
まなぶオンライン面接で失敗するかどうかは、話す内容よりも、その手前の準備で決まることが少なくありません。通信、背景、目線、トラブル時の動き方。この4つを前日までに確かめておけば、画面越しでも落ち着いて自分を伝えられます。書類選考や面接の失敗を全体から見直したいときは、書類選考・面接の失敗から学ぶでまとめています。
転職そのもので後悔しないためのポイントは、転職して後悔した人の特徴7選もあわせて読んでみてください。

