YouTube副業で失敗する人の特徴5選
YouTube副業で失敗する人の多くは、収益化までにかかる期間を甘く見積もり、成果が出る前に力尽きてしまうことが原因です。企画やターゲットを絞らないまま闇雲に投稿を続けても、なかなか結果にはつながりません。継続する努力は誰にでもできることではありませんが、その努力を正しい方向に向けられるかどうかが、結果を分けます。この記事では、YouTube副業で失敗する人の特徴と、継続するための考え方を解説します。
半年続けても、再生回数がほとんど伸びなかった話
「毎週動画を上げていれば、そのうち伸びてくるはずだ」——まなぶはそう信じて、YouTubeチャンネルを開設した。人気のYouTuberが最初は無名だったという話を思い出し、自分もいつかはと期待に胸を膨らませていた。
32歳会社員のまなぶは、副業としてYouTubeを始めることにした。特にジャンルを絞ることなく、興味を持ったテーマを次々と動画にして投稿していった。編集ソフトの使い方を独学で学びながら、毎週欠かさず投稿を続けた。仕事終わりの限られた時間を削ってでも、続けることだけは意識していた。
半年ほど経ったころ、チャンネルの分析画面を開いたまなぶは、再生回数がほとんどの動画で二桁にとどまっていることに気づいた。登録者数も収益化の条件には遠く及ばない状態だった。何十本と積み上げてきたはずの動画の数字を見て、努力が結果に結びついていない現実を突きつけられた。
「これだけ頑張っているのに、なぜ伸びないんだろう」——まなぶは床に座り込み、しばらく画面を見つめたまま動けなくなった。半年間の投稿履歴を見返すと、テーマもトーンもバラバラで、統一感のなさに自分でも驚いたという。ジャンルを絞らずあれこれ投稿していたことが、誰にも「このチャンネルは何のチャンネルか」を伝えられていなかったのだと、後になって気づいたという。
YouTube副業で失敗するのは、まなぶだけの話ではない。多くの人が、継続する情熱はあっても、戦略の部分でつまずいている。真面目に頑張っているからこそ、方向性のズレに気づきにくいのかもしれない。
YouTube副業で失敗する人の特徴5選
ここからは、まなぶのような失敗に共通する特徴を整理して見ていきます。継続力そのものより、始める前の設計に落とし穴が多くあります。当てはまるものがあれば、次の投稿計画の参考にしてみてください。
収益化条件を達成するまでの期間を甘く見積もる
登録者数や再生時間といった収益化の条件を満たすには、想像以上に長い期間がかかることが少なくありません。この見通しが甘いと、成果が出る前に心が折れやすくなります。人気動画を見て「自分もすぐに」と考えてしまうのは、無理もないことです。
ターゲット・ジャンルを絞らず、様々な動画をアップしてしまう
「このチャンネルは何のチャンネルか」が定まっていないと、視聴者にも、そしてプラットフォームのアルゴリズムにも伝わりにくくなります。興味の赴くまま投稿することは、続ける上での楽しさである一方、伸びにくさの原因にもなります。バラバラなテーマでは、リピーターもつきにくくなってしまいます。
機材や編集にこだわりすぎて、継続する前に力尽きる
最初から高価な機材や凝った編集を目指してしまうと、1本あたりの制作負担が大きくなり、継続すること自体が難しくなります。完璧を求めるあまり、1本の動画に何十時間もかけてしまう人もいます。
分析をせず、同じ失敗を繰り返す
視聴者維持率や離脱ポイントといったデータを確認しないまま投稿を続けると、同じような失敗を繰り返してしまいます。感覚だけに頼った改善には限界があります。数字を見れば分かることも、感覚だけでは見落としてしまいがちです。
収益化前に挫折し、継続できない
成果が見えない期間が続くと、モチベーションを保つのが難しくなります。この時期を乗り越える工夫がないと、多くの人がここで諦めてしまいます。挫折する人の多くは、実はもう少しで結果が出るところまで来ていたということも珍しくありません。
伸び悩む人と、着実に育てられる人の違い
YouTube副業がうまくいくかどうかを分けているのは、投稿頻度の高さよりも、始める前にどれだけ戦略を練れているかという点です。同じ時間と労力をかけていても、方向性次第で結果は大きく変わってきます。
どちらのパターンも「動画を作って投稿する」という出発点は同じです。違うのは、その前にどれだけ方向性を定められたかという一点だけです。
この差を生んでいるのは、投稿の量そのものではなく、どこに向かって投稿しているかという方向性です。闇雲に走り続けるより、一度立ち止まって地図を確認する時間の方が、結果的に近道になることもあります。
YouTube副業で失敗しないためにできること
- 収益化までの期間を長めに見積もっておく:短期間での成果を期待しすぎず、半年〜1年単位での成長を前提に取り組みます。長い目で見る前提があるだけで、途中の落ち込みも受け止めやすくなります
- ターゲット・ジャンルを一つに絞る:「誰の、どんな悩みに応える動画か」を明確にしてから投稿を始めます。決めきれない場合は、まず一つに仮決めして始めてみることも有効です
- 最初は無理のない範囲の機材・編集で始める:継続することを優先し、こだわりは慣れてから少しずつ加えていきます。スマートフォン一つで始められるところから始めても十分です
- 視聴者維持率などのデータを定期的に確認する:感覚だけに頼らず、数字を見ながら改善点を探ります。どこで離脱されているかが分かれば、次に改善すべき点も見えてきます
- 継続できるペースをあらかじめ決めておく:週1本など、無理なく続けられる頻度を最初に設定します。ペースを守ることを、成果よりも優先する時期があってもよいでしょう
- 使用する素材の著作権・利用範囲を確認する:BGMや映像素材が商用利用可能かどうかを、使用前に必ず確認します
これらはどれも、特別な才能を必要とするものではありません。方向性を定め、無理のないペースで続けられる仕組みを作ることが、結果につながります。成果が見えない時期こそ、仕組みが継続を支えてくれます。今すぐの結果を求めすぎず、じっくり育てていく心構えも大切です。
なお、動画に使用するBGMや素材の著作権にも注意が必要です。商用利用が許可されている素材かどうかを確認しないまま使用すると、収益化の審査で問題になったり、動画が削除されたりすることがあります。無料素材だからといって、必ずしも商用利用が許可されているとは限りません。利用規約は面倒でも一度目を通しておくことをおすすめします。
タイプ別・YouTube副業を続けるための方法
最短1ヶ月で動画編集スキルが身につく!動画編集スクール【クリエイターズジャパン】
ターゲット設定や企画の立て方といった、投稿の前段階から学べるタイプです。我流での伸び悩みを感じている人に向いています。伸びているチャンネルの分析方法まで学べることもあります。方向性の相談ができる相手がいるだけで、迷ったときの心強さが違います。
動画編集ツール・素材サービス【YouTuberのための素材屋さん】
テンプレートや素材を活用して、編集にかかる時間を短縮できるタイプです。継続のための負担軽減に役立ちます。編集にかかる時間を減らせれば、企画を考える時間に回すこともできます。商用利用が明確な素材を選べるという安心感も見逃せません。
まなぶ
みらいその後まなぶは、興味のあるジャンルの中から一つを選び、そのテーマに絞って投稿を続けることにした。すぐに大きな変化はなかったものの、少しずつコメントが増え始め、以前とは違う手応えを感じられるようになったという。視聴者維持率のグラフを見返す習慣もつき、次に作る動画のヒントが以前より見えやすくなったそうだ。数字を追うこと自体が、少しずつ楽しみに変わってきたという。
YouTube副業の失敗は、努力の量ではなく、方向性を定めずに始めてしまうことから生まれることがほとんどです。今回紹介した5つの特徴のうち、当てはまるものがあれば、次の投稿計画に一つずつ反映してみてください。焦らず育てていく気持ちを持ち続けることも、大きな支えになります。ジャンルを絞り、無理のないペースで続けられる仕組みを作ることが、結果につながる近道になります。

