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こんにちは
憧れて留学したが空っぽの一年になり再就職も出来なかったの失敗談です
憧れて留学したが空っぽの一年になり再就職も出来なかった失敗談
20年ほど前、アメリカのHIP HOP ミュージックにあこがれ、勤めていた会社を辞め、ニューヨークに1年ほど、短期留学しました。
当時、日本でもHIP HOPが大変流行っていました。
ニューヨークのセレブライフを描いた海外ドラマ、セックスアンドザシティもちょうど放送が始まり人気がありました。
夏休みに旅行でニューヨークへ
また勤めていた会社がIT系でしたので、コンピュータの中身が全て英語が軸になっていることにも衝撃を受けました。
なんてすごいところなんだろう、、世界の中手はアメリカだ!と思っていました。
そしてついに夏休みに旅行でニューヨークに行きました。
毎日が刺激的でなくなった
その1週間の旅行が毎日わくわくの連続で、初めてずくしの体験に感動しまくり、帰ってきてすぐ一度でいいからここで生活してみたいと思いました。
留学して最初の3カ月位は、毎晩のようにクラブに通いそれなりに満喫しました。
しかし、そんな生活にもすぐ慣れ、毎日が刺激的でなくなりました。
クラブ通いもやめ、昼は語学学校、夜は飲食店でアルバイトの毎日です。
ニューヨークの日本人コミュニティに気づけばどっぷりはまっていて、日本人の恋人と付き合い、日本人の友達と過ごしていました。
いつの間にか日本にいる時と同じ生活
いつのまにか日本にいるときと同じ生活になっていました。
あんなに憧れていたHIP HOPもだんだん興味がなくなり、どうでもよくなっていました。
英語位は話せるようにならねばと頑張って勉強しましたが、アメリカ人の友達もおらず結局話せるようにもなりませんでした。
何も得られなかった1年間
帰国後は、何も得られなかった1年間が履歴書上空白の1年間になってしまい、再就職もできません。
1年間もニューヨークで何していたの?と聞かれるたび、「、、、汗」私自身も分からないのに、他人に説明できる訳もなく、いつも笑ってごまかしています。
準備はしていたはずだった・・・が浅はかでした
行動力があるように感じるかもしれませんが、私自身かなり慎重で留学を思いたってからも1年間会社を辞めると上司になかなかいえず、英会話教室にも通い、準備をしてきたつもりでしたし、悩んでの行動でした。
後々考えれば、浅はかだったなと思うのですが、当時は真剣でした。
周りにもっと相談すれば良かった
ただ問題があったのは周りに相談しなかった事かもしれません。
尊敬できる誰かに相談していれば一度立ち止まって考え直していたかもしれません。
帰国直後は、そのように考えていました。
あれから20年近くたった今はまた違う事を考えるときもあります。
もしあの時立ち止まって冷静な判断を下し、思いとどまったとしたらそれから10年後、20年後の今同じ事をしたいと思うのではないかという事です。
留学は失敗だったかも・・・
自分の本質はずっと変わらないのでどこかのタイミングで海外に住んでみたいと思うような気がします。
20年前の失敗は、就職難で苦労して入った会社をわずか3年で辞めてしまい再就職に困った事です。
しかし、10年後同じ事をするのは、年齢的に再就職もかなり難しいですし、婚期や子どもを産むタイミングを逃してしまったかもしれません。
そう考えるとこの留学の失敗は致し方無かったのかもと思います。
まとめ
後々考えると失敗した事は、失敗でないかもしれなし、成功した事は実は失敗なのかもしれません。
同じ体験でも自分の中でどう結論付けたかや思い返す時期により考え方が変わってきます。
ただ失敗を強がって成功に思いこんだり、無理やり美談にするのは心苦しいし、なんだかかっこ悪いので現実を直視していきたいなと思います。
ちなみに未だに英語は話せませんし、留学の話を自ら他人にすることはありません。
最近またラジオ英会話をはじめました。
いつか流暢に話せるようになったら、「若いころ少し留学してて、、」と自分史を変えないよう気を付けたいと思います。