たった一本のタバコで全ての信用を無くしたアクセサリー販売店の店長

「SHIPPAI.JP」ではみんなの失敗談を共有して、たくさんの学びや共感をお届けするブログで、日々たくさんの人の失敗談を投稿しています。

NAO

今回は大阪在住で２児の主婦であるKさんの失敗談になります

私は大阪在住の2児の子持ち主婦です。

独身のころの仕事での失敗が今でも忘れられません。

10年経った今でも大事な教訓として、私の心の中にあります。今となっては有難い出来事でしたが、そのころは・・・自分を責めて辛かったです。

アクセサリー販売店の店長として勤務

私が25歳のころ、アクセサリー販売店の店長として大阪で働いていました。自分への挑戦として、東京の支店への移動を会社にお願いし、東京都大田区への移動が決まりました。

初めての一人暮らしに、東京生活に・・・わくわくしてテンションがあがっていました。

大阪の友達や家族、同僚とお別れするのは寂しかったですが、みんな応援してくれましたし、遊びに来てくれる約束もしましたので、それも又、楽しみでした。

移動先の店舗でも、会社から色々と期待されていて、さあ！頑張るぞ！！と言う意気込みだけはありました。

移動先では人間関係が悪い環境

ただ、移動先の店舗では、以前スタッフ同士の人間関係が悪化し、スタッフが何人も解雇になったとか・・・少し心配な話も耳にしておりましたが、そこも心機一転、私が新しく店長として移動することで、良くなるだろうと漠然と思っていました。

東京の人はとても冷たく、いろんな意味で怖い人が多い・・・そんなイメージもありましたが、本社の方々は以前から良くして頂いていたし、何人か知り合いもいましたので、そんなに心配もしておりませんでした。

そんな中、東京への引越しも終え、いよいよ東京での初出勤の日が来ました。出勤してみると、スタッフはなんと二人・・・

あと、本社の方がヘルプで二人・・・私を入れて5人でシフトを回していました。店舗の商品や、ディスプレイも行き届いておらず、なんだか大変な状況だと思いました。

まずは店舗の建て直しから・・・商品の見直し、魅力的な新作商品と、古い商品との交換をメーカーに交渉。十数メーカーとの交渉は時間もかかりました。

タバコ１本で全ての信用を無くす

休憩時間もそこそこに、一日中通し勤務も多く、その中、新スタッフの面接や、今までのスタッフとのコミュニケーション。私なりにとてもいっぱいいっぱいで、頑張っていました。店長と言うこともあり、種類仕事も多く、休憩時間に仕事をしたりと、少しずつ疲れも溜まってきていました。

そんな中、休憩時間では無いけれど、一本だけタバコを吸って、もう一頑張りしよう！！と思い、その場にいたスタッフに了解をもらいタバコ休憩に行かせてもらいました。

今思えば、それが全て悪かったのです。

休憩時間も仕事をしているし、タバコ一本ぐらい・・・と言う甘えが、すべての信用を無くしてしまいました。

本社の方より、連絡を頂き、お叱りを頂きました。普通ではない状況の中で、心身ともに疲れていたのは私だけでは無い。

たった一本のタバコでしたが、その少しの甘えが、誰も見方のいない場所で良い行動だと捉えてくれる人は誰もいません。

頑張っているからそれくらい・・と同情してくれる人も誰もいません。

今まで頑張って築いて来たものが全て崩れてしまい、店長を解雇され、新宿の店舗へ副店長として移動となりました。大阪からも、東京からも応援して頂き、期待して頂いたのに。。。とても自分が不甲斐なく、自分の甘さに嫌になりました。なにより、深いな思いをさせてしまった大田区のスタッフ達に、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。