AIの使い方を教える副業で失敗する人の特徴5選
AIの使い方を教える副業で失敗する人の多くは、「自分が使えている」ことと「人に教えられる」ことを同じだと考え、受講者のレベルや目的を確かめないまま、最新の機能の紹介と「すぐにできる」という約束で講座を組み立ててしまう人です。AIへの関心が高まり、使い方を教える講座はたくさんの人に求められています。けれど、受講者が知りたいのは「AIで何ができるか」より、「自分の仕事でどう使えばいいか」です。この記事では、まなぶの失敗ストーリーをもとに、AIの使い方を教える副業で失敗する人の特徴と、受講者に役立つ講座の作り方を解説します。
「10分で資料が完成」の講座に、厳しい口コミがついた
今年の1月、まなぶは、資料作成の副業に加えて、新しい挑戦を始めました。スキルを教え合うサービスに、「AIで資料作成が10分で終わる!入門講座」という2時間のオンライン講座を出したのです。副業で毎日のようにAIを使って資料を作っていたまなぶは、「自分のやり方を教えれば、きっと喜ばれる」と考えていました。講座の準備は、自分が普段使っている画面を順番に見せる流れを決めるだけで、2日ほどで終わりました。
講座の中身は、まなぶが普段使っているAIの機能を、画面を見せながら次々に紹介していくものでした。最初の回には8人が申し込んでくれ、まなぶは「やっぱり求められている」とうれしくなりました。ところが、講座が始まってすぐ、まなぶは戸惑いました。AIを一度も使ったことのない人もいれば、仕事でかなり使いこなしている人もいて、受講者のレベルがばらばらだったのです。説明のペースが合わず、途中で質問がたくさん出て、予定の内容は半分しか終わりませんでした。
講座のあと、受講者の口コミには厳しい言葉が並びました。「10分で資料ができると書いてあったのに、実際は自分で直すところが多くて1時間かかった」「紹介された機能が、自分の使っているAIにはなかった」「自分の仕事でどう使えばいいのかが分からなかった」。まなぶが教えたのは「自分にとって便利な使い方」で、受講者が知りたかった「それぞれの仕事での使い方」ではなかったのです。
さらに、講座から2か月ほどたつと、紹介していたAIの画面や機能が更新され、講座の内容の一部がそのままでは使えなくなりました。受講者から「教わったボタンが見つかりません」と問い合わせが届き、まなぶは一人ひとりに説明を送ることになりました。「自分ができることを見せれば、教えたことになると思っていた」。まなぶは、教えることの難しさを痛感しました。
まなぶは、講座の掲載をいったん止め、受講者からの口コミを一つずつ、時間をかけて読み返しました。そこには、どんな人が、どんな目的で講座に来ていたのかが、はっきりと書かれていました。講座を作る前にそれを知ろうとしなかったことが、一番の失敗だったのです。人に教える副業は、自分の得意を売る仕事であると同時に、相手の困りごとを解決する仕事でもある。まなぶはそう考え直すようになりました。
AIの使い方を教える副業で失敗する人の特徴5選
受講者のレベルと目的を、確かめていない
AIの経験は、人によって大きく違います。初めて触る人と、毎日使っている人が同じ講座に来ると、どちらも満足できません。講座の案内に「どんな人向けか」をはっきり書き、申し込みのときに経験や目的を聞いておくことが大切です。受講者の情報が分かれば、説明のペースや例も合わせられます。最初は対象をしぼりすぎるくらいがちょうどよく、慣れてきたら別の対象の講座を増やしていけば十分です。
「すぐにできる」と約束しすぎている
「10分で完成」「誰でも簡単に」といった言葉は、申し込みを集めやすい一方で、受講者の期待を大きくします。実際にはAIの答えを確かめたり直したりする時間が必要で、約束と現実の差が不満につながります。講座の案内では、できることと、自分で手を動かす必要があることを正直に書きましょう。正直な案内のほうが、合った受講者が集まり、結果として口コミの評価も安定します。
機能の紹介ばかりで、使い方の考え方を教えていない
AIの画面や機能は、驚くほどの速さで変わります。機能の紹介だけの講座は、すぐに古くなってしまいます。どのAIでも通じる「頼み方の考え方」や「答えの確かめ方」を中心に教えると、ツールが変わっても役に立つ講座になります。機能の紹介は、考え方を説明するための例として使いましょう。ツールの名前や画面に頼らない説明にしておくと、受講者がほかのAIを使うときにも応用できます。
受講者の仕事に合わせた練習がない
見ているだけの講座では、自分の仕事にどう生かすかが分かりません。受講者が自分の仕事を題材にして、その場で一度試してみる時間を入れると、講座の満足度は大きく変わります。ただし、会社の資料をAIに入れてよいかは受講者の会社のルールによるため、練習には架空の題材を用意しておくと安心です。営業資料、会議の案内、報告書など、いくつかの種類を用意しておくと、受講者が自分の仕事に近いものを選べます。
講座のあとのことを、考えていない
AIの講座は、終わったあとに受講者が一人で使い始めてから、疑問が出てくることが多いものです。講座のあとの質問をどう受けるか、内容が古くなったときにどう知らせるかを、最初に決めておくことが大切です。受けられる範囲を案内に書いておけば、自分の負担も読めるようになります。よく出る質問は、まとめて資料にして配ると、質問への対応も楽になります。
AIの使い方を教える副業で失敗する人と、上手に教えられる人の違い
AIの講座を開く前のチェックリスト
AIの使い方を教える副業は、自分の経験を人の役に立てられるやりがいのある仕事です。講座を開く前に、次の項目を確かめてみてください。
- 講座が「どんな人向けか」を、はっきり決めて案内に書いた
- 申し込みのときに、受講者の経験と目的を聞くようにした
- 「すぐに」「誰でも」など、約束しすぎる言葉を使っていない
- 頼み方と確かめ方の考え方を、講座の中心にした
- 受講者がその場で試せる、架空の練習題材を用意した
- 講座のあとの質問の受け方と、内容の更新の知らせ方を決めた
まなぶは、講座を「資料作成でAIを使い始める人向け」に絞り、内容を「頼み方の考え方」と「答えの確かめ方」を中心に作り直しました。講座の半分は、受講者が架空の資料を題材に、その場でAIを使ってみる時間にしています。教えるのは「自分のやり方」ではなく、「受講者が自分でできるようになる道筋」。作り直した講座には、「自分の仕事でも使えそう」という口コミが届くようになりました。
AIの講座を形にするなら
AIの使い方を教える副業を続けるには、講座の作り方と届け方の両方を知っておくことが大切です。
オンライン講座販売プラットフォーム【MOSH】
講座の作成から販売、決済までを一括で行えるタイプです。講座の案内ページで「どんな人向けか」を伝えやすく、受講者との連絡もまとめて管理できます。
マーケティング・集客学習サービス【ストアカ】
需要調査の方法や発信の仕方を体系的に学べるタイプです。ほかの講師の講座を受けてみることで、受講者として感じる「分かりやすさ」も学べます。
まなぶ
みらい
まなぶAIの使い方を教える副業で失敗する原因は、受講者のレベルと目的を確かめず、「すぐにできる」と約束し、機能の紹介ばかりの講座にしてしまうことです。どんな人向けかを決め、考え方を中心に教え、その場で試す時間と講座のあとのことまで用意する。それだけで、講座は受講者に役立つものになります。AIを使った副業で失敗しないための考え方は、AIを使った副業・ビジネス展開の失敗から学ぶでまとめています。
AI副業・ビジネスについては、AI翻訳の副業で後悔する理由やAIで作った資料テンプレートを販売して失敗した話もあわせて読んでみてください。

