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こんにちは
新人教育の難しさを知った仕事の失敗談です
新人教育の難しさを知った仕事の失敗談
これは、人を採用すことにおける難しさによる失敗談です。
私はIT関係の零細企業で管理職をやっています。
社員は10人ほどで社長以外は全員現場に出て作業をしています(この場合の現場とはお客さん先というこになります)。
会社を大きくするための求人
やはり会社を大きくするには人を増やしていくのが一番で、我々の会社も体裁を整えて(事務所を東京に構える、HPを作成する等)いくつかの形で採用を募ってみました。
意外だったのはこんなに小さい会社にそこそこ面接を申し込んでくる方がいて、その中には東証一部企業で働いていた方も何人かいました。
その中から結果的に1人採用してみることにしました。
頭は良いけどコミュニケーションに問題があり
経歴書を見ると世間一般には難関と言われる某国立大の工学部を卒業しており、卒業後の就職も一流企業といっていい大手ゼネコンに就職されていました。
ただしこの方は2回ほど転職しており、かつ10年ほどフリーになっている時期があり、その間は自作ソフトを作成し売り込んでいたとの記載がありました。
以上の情報から頭はいいのだろうけどコミュニケーションに問題があり、人とうまくやれないタイプなのだろうとの懸念はもちろん感じたのですが、地頭はいいのだろうし、プログラマとしては使えるだろうという判断の元採用に至りました。
色々、軽く見ていた
その方の面倒は私が見ることになったのですが、私はこの時点で色々なことを軽く見ていました。
私が働いていたのもお客様先だったのですが、もう10年以上そこで働いており、かなり名前も知られていて、かつ既に何人も自分の下につけて仕事を行ってきた実績があったため、1人分の仕事をさせるくらい簡単だと思っていました。
遠回しに言っても気がつかず、改善がない新人
いざ新しい方を入れて仕事をしてみたところ、私自身昨今の時代の流れから仕事のスタイルについてあまり細かい事を言うつもりがなかったのですが、それでも何か言わなけらばならないほど奇行が目立つ方でした。
ペットボトルが卓上に五本ほどおいてある、鉛筆を使っている(短くなると削り始める)、メモをノートにすべて書き込む(PC内には一切メモを取らない)、時々居眠りする、etc.・・・。
若手に教育を任せる
最初はそれを遠回しに注意したのですが、これが全く伝わらず一向に改善してもらえない。
この時試用期間であったため、私の脳裏にはこのまま不採用にする考えもちらほら浮かびました。
しかし、これで不採用にするとまた人を増やす流れが滞ってしまうと思い、何とか形にしたい思いもありました。
そこで私は現場でどちらかと言うとお客さんとのやり取りといった上流工程の仕事がメインであったため、新しい方には下流工程のプログラミングをやってもらおうと思い、同じ現場にいた若手に一部面倒を頼みました。
若手と新人の相性が悪すぎる
今から考えると最大の失敗はここだったのですが、この若手と新しい方の相性がとにかく悪く、若手は完全に新しい方を見下し始めて、文句ばかり私に言ってくるようになりました。
そしてその若手がその内お客様の仲がいい方に新しい方の愚痴を言うようになってしまいました。
その流れからお客様から私に苦情が入り、何とかしてくださいと言われました。
まさか自分の社員がお客様に新しい方の苦情を言うとは思っておらず、正直かなり困りました。
お客様的には仕事さえやっていればその辺は見えない部分であったのですが、その若手が言ってしまったためいろいろとまずいことになってしまいました。
さらにその若手は私の会社の社長に、「〇〇さん(私のこと)のやり方が悪い」と直談判しはじめました。
当然社長に私は𠮟責されることになりました。
この一連の流れの中で私は当然何もしていなかったわけではなく、その新しい方にいろいろな方法で改善を促していました。
その結果お願いした仕事を一通りこなすぐらいにはなっていたのですが、とにかく伝わりません。
若手が教育係に・・・だが不貞腐れる態度
そのため私では教育できないとの結論を社長が出し、その若手に教育するように指示が出ました。
私はその2人の相性から心の中では反対だったのですが、何も言えない立場だったためその指示に従いました。
そしてそれから1か月もたたないうちに若手が「もう面倒見れないです」とさじをなげました。
正直そうなると予想したため特に驚かなかったのですが、それから若手は不貞腐れるように仕事をするようになりました。
まとめ
結果私は、お客様の信用、社長の信用、若手の信用とモチベーションを失いました。
よく言われている話ですがコミュニケーションが取れない人間は時にとてつもないマイナスを生むことになります。
皆様も仕事をするにおいてはまずコミュニケーション能力を最優先に考えていくことをおすすめします。