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こんにちは
順調だった仕事だがカバンの中に入ったあるもので、後悔した営業の失敗談です
順調だった仕事だがカバンの中に入ったあるもので、後悔した営業の失敗談
社会人になってしばらくして営業部に配属された。
人と話すことが好きで、物を売ることも好きだった自分にとって、営業という職業は天職だった。
営業先のおじさん達からは可愛がられ、独身ということもあり女性からもモテた。
アポなし訪問をしても、必ずお茶を出してくれて世間話に付き合ってくれた。
得意先と仲が良い関係
得意先のおじさんとは野球観戦にも行き、お酒も飲んで仕事ももらえた。
そのおじさんとは意気投合し、ゴルフも一緒に行ったり、キャバクラにも連れてもらった。
おじさんも若い独身男性を連れてくるから、お店でも若い女子にモテた。
お勘定は全て領収書だったから、自分もタダで酒が飲めたし、ウィンウィンの関係だった。
ズブズブな関係ではありながらも、おじさんには恋愛相談もしたし、会社での人間関係なども相談した。
もちろん、おじさんの悩みも聞いたし、愚痴も嫌になる程聞いた。
受注は安定していた
会社での営業成績は鳴かず飛ばずだったが、受注は安定していた。
大したことはしていないし、むしろ世間話ばかりしていた。
営業なのにガツガツしていないことが信頼されてか、会社全体の数字が悪い時でも受注のペースは安定していた。
得意先のおじさんから見せたいものがあると言われた
そんなある日のことだが、いつも通りに朝から得意先に外出。
昼前にいつものおじさんのところに顔を出し、いつものようにランチに行った。
ランチ後、次の得意先に行こうとしたら、おじさんが自分に見せたいものがあるからと言って、会議室に連れ込まれた。
間違ってアダルトDVDを見せてしまった
何かと思ったら、痴女系のアダルトDVDを大量に見せてくれた。もちろん、おじさんのことだから、好きなの持って行っていいぞと。
ゆっくり選んでいたら、さすがにおじさんも焦ったのか、早く選んでと急かされることに。
結局、ゆっくり選ぶことができずに適当なタイトルを3つほどもらって営業カバンに放り込み、お礼を行って次の営業先に行った。
カバンの中にさっき貰ったアダルトDVDが・・・
次の営業先J社を訪問したら、新入りの若い女の子がいるとのことで、来年の見積もりを説明する場に同席することになった。
得意先も新入りの子に良いところを見せたかったのだろう。
営業とはこういうもんだぞと終始先輩風を吹かしていた。
得意先の人の携帯がなったので、お客さんは一旦席を外すことに。
二人っきりになったので、雑談を始めようとしたところ、新入りから見積もりに載っている部品を見せて欲しいと。
何も考えずにカバンを開けたら、さっきおじさんからもらった痴女系アダルトDVDが机の上に。。。
しまった!と慌てて隠すが、時すでに遅し。
新入りは顔を真っ赤にして会議室を出て行ってしまった。
得意先の商談は破談
やっちまったーと思ってたら、先ほどのお客さんが戻ってくる。
あれ?新入りは?と聞かれたので、用事があるとのことで事務所に戻ってしまったと説明し解散することに。
アダルトDVDをもらったことをすっかり忘れていた自分を悔やみながら事務所に戻ったら、席に着く前に上司に別室に呼び出された。
上司に呼び出されることは滅多になかったので、そろそろ異動かな?と思っていたら、いきなり怒鳴られた。
お前のお陰で得意先のJ社から商談は破談になった!と怒られた。さっきまでのそのJ社に見積もりの説明をしていたので、そんなことはあり得ないと説明するも聞く耳なし。
そもそもなんで破談になったのか?と聞いたら、カバンの中身を出せと言われる。
上司は激昂、不人気の営業所へ移動
説明に使った見積書を出そうとカバンに手をやった瞬間、スーッと血の気が引いた。
まさか、あのアダルトDVDが、、、と一瞬考えたが、相手は新入りだったし、そんなことで商談が破談になるはずがないとたかをくくったが、上司からは見積書ではなく、カバンの中身を全て出せと言われた。
観念してアダルトDVDを机の上に出しながら、もらった経緯や事実を伝えるも、全ては言い訳にしか聞こえず、上司はさらに激昂する。
反論もできないまま、DVDは没収され、そのまま一週間の自宅待機に。
一週間して出社したら、人事部長に呼び出され、社内で不人気の営業所への辞令を言い渡されることに。
まとめ
あとで聞いた話だと間違ってアダルトDVDを見せてしまった新入りの女の子はJ社の社長令嬢だったとのこと。
今となっては笑える失敗談だったが、社内ではいまだに痴女好きな変態と言われている。