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もっと早く後輩に助け船を出せばよかったと思った仕事の失敗談

SHIPPAI.JP」ではみんなの失敗談を共有して、たくさんの学びや共感をお届けするブログで、日々たくさんの人の失敗談を投稿しています。

NAO
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今回は山梨県在住のEさんの失敗談になります
E
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こんにちは

もっと早く後輩に助け船を出せばよかったと思った仕事の失敗談です

もっと早く後輩に助け船を出せばよかったと思った仕事の失敗談

私は当時、ソフトウェア開発の下請け会社に勤務していました。
1か月の研修を終えてプロジェクトに配置させられました。

そこで、先輩に教わるOJTが始まったのですが、先輩の中に周りからも評判が悪くて人当たりの良くないT先輩がいました。

横柄で嫌われているT先輩

T先輩は自分の会社の社員には横柄で、発注元の会社の社員と馴れ馴れしくすることが多く、年配の同じ会社の社員からも嫌われていました。

しかし、T先輩はそんなことは気にせず、発注元の人と仲が良いというところを最大限に利用して、僕たちに嫌がらせのような仕事をしてきました。

なんでT先輩が愛想よく受けたでたらめな仕事の尻ぬぐいしなければいけないのかと思って憤りましたが、喧嘩をしても仕方ないのでしぶしぶ頑張っていました。

自分の下に気弱な後輩がついた

そして2年近くたち、自分の下に後輩Mがきました。

後輩Mはまじめというか、気弱というか、人にNOと言えないところがある、それでも感じの良い青年で、私も彼とは仲良くできそうだったのでいろいろと積極的に教えたりしていました。

しかし、それから数日して、後輩MがT先輩から「人に教えてもらってばかりでは成長できないから聞かないように」と言われたと相談しにきました。

T先輩は他人が仲良くしているのが気にくわず横やりをいれてくるタイプの人だったので、「後輩Mにはあまり気にするな。なんだったらメールでいいから質問してこいよ」と言いました。

研修が終わりT先輩の下に気弱な後輩が下についた

それから半年、OJTの期間もとっくに終わり、後輩Mは少し離れた場所で仕事を始めました。

たまに廊下や食堂で会って少し会話をすることはありましたが、向こうも忙しいそうだし私もそうだったので前ほどゆっくりと話すことはありませんでした。

T先輩の下についたということを聞いて、少し心配はしていましたが、忙しそうに一生懸命に頑張っているようなので、きっと大丈夫だと思っていました。

今思えばそれは私の都合の良い思い込みだと後悔しています。数か月前にちょっとしたことで横やりをいれてきたような人が、あの気弱な後輩Mを優しく扱うと思うほうが間違いでした。

後輩はお盆明けに出社しなくなった

後輩Mはお盆休みあけに出社しなくなりました。

無断欠勤だけではなく電話もつながらず心配した上司から私に、少し早く帰っていいから見てきてほしいといわれました。

私もその場で電話をしましたが出てくれませんでした。
後輩Mは私と同じ会社の寮に住んでいたので、私はビールやつまみを買って、彼のワンルームを訪れました。

当然というか鍵がかかっていてドアはあきません。
ノックをして呼びかけました。
少しすると物音がします。

私は少しほっとしました。最悪の事態ではないと思ったからです。
彼はいつもの出勤時の姿でドアをあけてくれました。
しかし、彼は泣いていました。

原因はやはりT先輩

私は、とりあえず入ってもいいかなと行って彼が首を縦にふるのをみて、一緒に部屋に入りました。

後輩Mらしいきれいに整理された部屋でした。

ビールを進めて、どうしたのかと聞きながら静かな薄暗い夕方の部屋で話し始めました。

「出社したかったけど、どうしてもできませんでした」と彼は涙を流しながらいいました。
僕はどうしたんだ?と聞きました。

彼の話によると、やはりT先輩が彼に威圧的な態度や冷たい態度、それにたくさん仕事をおしつけられて、挙句に会議中に人の前で丁寧にではあるけど仕事の不備を怒られて、もうどうしようもなくなったというのです。

報告だけさせて欲しい・・・

私はすぐに納得しました。
それからしばらくは、別の話題を話しました。彼は意気消沈とした感じでたまに乾いた笑いを返すだけでした。

T先輩のことは上司に伝えて何とかするといったのですが、そんなことをしたらますます何をされるかわからないと言って止められました。

それならば、報告だけさせてほしい、上司以外には伝わらないようにするからというと何とか頷いてくれました。

心療内科に行くように

そのあとその場で、上司に電話をしました。
その方が後輩Mも安心すると思ったからです。彼はときおり僕が話しているのを聞いて声を殺したようにして泣いていました。

上司に一通り伝えると、こういうことは前にもあったのか、自殺の恐れもあるから明日は休んで心療内科に行くように伝えてほしいと言われました。

まとめ

その後、後輩Mはうつ病と診断され、自主都合で会社を辞めることになりました。
休職なども進めましたが、もう無理ですというだけでした。

私は会社を辞める前後に数回、彼の部屋で話をしました。
彼がやめると決めたあたりから少し笑顔が戻ってきたような気がしました。

真面目にプログラミングの勉強をしていた彼をつぶしたT先輩にはいまだに憎しみを感じますが、もっと早く後輩Mに助け船を出してやっていたら、彼はこんな辞め方をしなくて済んだのかもしれないといまだに私の中で後悔が残っています。

E
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彼はこんな辞め方をしなくて済んだのかもしれないといまだに私の中で後悔が残っています。
NAO
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Eさん、ありがとうございました